【QK】五重奏の鍵 (ページ20)

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頭痛の間、膝から崩れ落ちていた。
頭痛がひと段落おちついて、立ち上がろうとするととてつもない目眩がした。視界が荒い画像のようになって、カラーバーが足されたように色がおかしい。

足元の小さな花はモザイク掛かっている。それがどんどん漢字の様に見えた。
始めは簡単な漢字だったが、時間が経つと画数が多く難しくなっていく。ついには文字化けのときによく出てくるような漢字になった。
欠伸なんてしている場合ではない。

立つのはやめて寝転がった。目を休めるために目を瞑る。花には申し訳なかったが、ふわふわした草は心地よかった。

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「…また寝たのか……疲れてんな」
寝起きでなかなか前髪が決まらない。
面倒くさくなって髪と格闘するのはやめた。何をしようかぼぉっと考えていると、まだ抜けない眠気によって欠伸がでた。
「どうしよ…雑学が消えていく原
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　ガチャン
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　因を探りたいな」