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男の好みは大体小学生の時と一緒 ページ29

仕事の合間、いつもの団子屋でほうじ茶を啜っていたら、聞き慣れた江戸っ子口調が聞こえてきた。

「おっAさん奇遇ですねぃ」

沖田総悟が目の前で立ち止まっていた。
何も言わずにいると、普通に隣に座って団子を注文していた。

…まぁもういいか。
これも慣れてきたし

「今日はいい天気ですねぃ。さっき河川敷に桜が芽吹いてやしたよ」

「…仕事は?」

「んな当たり前のこと聞かんでくだせぇ。サボりでさぁ」

「クズめ」

この会話もいつもな気がする。
きっと今頃血眼とになった鬼副長がこいつを探してることだろう。

「Aさん、ひとつ聞いてもいいですかぃ?」

「何」

「万事屋の旦那とはどんな関係で?」

「…」

「無言ってことは、なんですかい?もしかしてこ…」

「その指折るぞ」

あからさまに立てられた小指を握って脅せば案外簡単に引き下がった。

「おー怖っ。別にからかってみただけでぃ
そんな否定しなくても…」

「言っていい事と悪いことがあんの」

「じゃあ教えてくだせぇよ」

「…」

「別に姉上の件であんたらが知り合いってのは知ってまさぁ。けどいつから?どこで?



互いのことはどこまで知ってるんでぃ?」

「…別に。なんも知らないよ
沖田くんが銀時について知ってることを知ってるだけ」

「旦那の方は?」

「さぁね。私の事全部知りたいやつは変人だよ」

殻になった湯のみと、銭を置いて立ち上がる。
帰りは河川敷によってみようか





「Aさん」

「なに」

「…髪伸びやしたね、切らねぇんですか?」




「まぁね。今はそのつもりはないかな」


髪がのびて
肩を越して
あの時と同じ髪型をしたら


あいつはまた言ってくれるだろうか



…なんで自分はそれに期待してるのか
考えるのはやめた。
イメチェンってことにしとこう




「Aさん!!」

「なに」

「俺、自他ともに認める変人なんでさぁ。
だから覚悟しといてくだせぇよ」


そう言ってニヤリと笑う沖田くんに、やられたなと思いながら「お手柔らかに」と言った。









.









「あーあ。
本当は俺、ショートが好きなんでぃ」

火蓋 no side→←本音 銀時side



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あいうえお - 更新待っていました!!ありがとうございます!!これからもお身体に気をつけて頑張ってください! (2023年3月21日 4時) (レス) @page1 id: 138a1201b5 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです❤️この作品とても大好きです、応援しております🫶🏻 (2023年2月1日 23時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - うわあ、、めっちゃよかったです!!更新まってます (2022年8月10日 18時) (レス) @page33 id: f0d2a098e4 (このIDを非表示/違反報告)
rairis - 「出会い」のところにチセという名前があるのですが…… (2022年8月6日 2時) (レス) @page12 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - ピピミさんの降谷さん作品が好きすぎて飛んできました!銀さんの作品でこんなにものめり込んだの初めてです!素敵な作品をありがとうございました!! (2022年3月29日 0時) (レス) @page33 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年9月22日 9時

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