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「お茶を飲みやがれください」

「もう少し!」

「お茶を飲みやがってください」

「うーん…」

「…なんでこんな言葉言わなきゃいけないの」

「はは、敬語は難しいですよね…でもね。」







「言葉はね、己の魂を表すんです。言霊って言うでしょ?言葉は本心じゃなくても口に出た瞬間からもう、あなたを具現化してるんですよ。

だからA
美しい言葉を吐きなさい


尊敬するべき人には、尊ぶ言葉を
気持ちを許せる人には、許した言葉を



愛する人には、心の言葉を。




今は分からなくていいですよ、
でもいつか来るはずです。

あなたが1番思いを伝えたい時が
その時、あなたが伝える言葉はきっと…







この世で1番美しいんでしょうね。」








先生。

あなたを奪われて、私達は剣を手にとりました。

あなたに褒められた綺麗な髪も、女として見られたくないからと切ってしまいました。

あなたが作ってくれた家族をバラバラにしてしまいました。



たくさん、あなたの言いつけを破ってしまいました。




「今日は急に押しかけてごめん」

「いいよ。アポ無しなんてしょっちゅうだわ
…また来いよ」


「うん」






階段を降りて、上を向けば銀時はまだ見送っていた。
目が合うと、ヒラヒラと手を振ってくれる。



家に入れ、と口を動かしてから踵を返した。









「ねぇ。」




___路地に入れば、音もなく現れた信女。

いつみても制服だけど私服持ってんのかなこの子…



「奇遇だね、にしてはタイミングがバッチリ。
跡付けるなんて趣味悪いね」


「彼の前だとあんな笑い方するのね、あなた」

「覗いてたの?変態」

「うるさいピーーー」

「あ?黙れやピーーー」

「別に、たまたま通り掛かっただけ。そしたら珍しいものが見れたから」

何それ新手のツンデレ?
なのにその無表情さ、佐々木にそっくり…





「あの事は言ってないのね」

少し間を開けて信女は言った。



「うん。言わない」

「…その方がいいわ」

そう言って信女は去っていった。
ああ、なるほど。確認のためなのね。

何なんだ本当に…



ため息を吐いて、見上げた空。
ああ、今日も目が痛いほどの快晴




ねぇ先生。
今どこにいますか

あなたに伝えたい事、いっぱいあるんです。
どこなら届きますか




やっぱり…









侍達の骸の上ですか

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あいうえお - 更新待っていました!!ありがとうございます!!これからもお身体に気をつけて頑張ってください! (2023年3月21日 4時) (レス) @page1 id: 138a1201b5 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです❤️この作品とても大好きです、応援しております🫶🏻 (2023年2月1日 23時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - うわあ、、めっちゃよかったです!!更新まってます (2022年8月10日 18時) (レス) @page33 id: f0d2a098e4 (このIDを非表示/違反報告)
rairis - 「出会い」のところにチセという名前があるのですが…… (2022年8月6日 2時) (レス) @page12 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - ピピミさんの降谷さん作品が好きすぎて飛んできました!銀さんの作品でこんなにものめり込んだの初めてです!素敵な作品をありがとうございました!! (2022年3月29日 0時) (レス) @page33 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年9月22日 9時

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