【銀魂】口悪姉さん【坂田銀時】

売られた喧嘩 ページ5

…いや、想像以上だ。
最初にお会いした局長が、まず袖がちぎれてる。
どうした暑さで頭おかしくなったか

そう思ったら周りの隊士達も同じ格好をしているから、どうやら局地的に流行ってるファッションらしい

その上、瞳孔が開いた野郎に女なんていらねぇと邪険にされる。正直帰りたい。

せめて少しぐらい隠そうとしろや
顔がちょっといいからって調子乗ってんのか？あぁ？




「初めてねぇ…流石城の中で働く人は違ぇや」


となんともイヤミタラタラな江戸っ子口調で現れたのはバズーカを片手に掲げる少年

…何故バズーカ。


「こいつはうちの一番隊隊長、沖田総悟です。総悟、この人はそよ姫のお付きの…」

「別に自己紹介なんて必要ねぇでしょ。もうかかわり合うことなんかねぇんだから」

「こら！総悟まで！！」

飄々とした表情のままで、あくまでも警戒心と嫌味をたっぷりこめた返答をした。なんとなく城の中の人間と聞いたら怪しいと思ってしまうのは仕方ないんだろうか、そうため息を吐く近藤。

どうやらこの人、連日新聞紙を騒がしてる問題児で間違いなさそうだ。


「あら、私としてはこれからもお願いしたいものなんですが…残念です。」

何が残念です〜だ。
いや一応ね。お世辞をね。
本当はこっちも願い下げだわ


「…へぇ」

なにやら含みのある反応をする少年。
その時、



「今さっき副長から連絡がありました！そよ姫を見つけたとのこと！！」

「なにぃ？！行くぞお前ら！！あ、吉坂さんはゆっくり付いてき………



あれ？どこいった？」

「彼女ならもう既に走り出してまさぁ土方死ね」

「お前が死ね。おい、女に遅れをとるな！急ぐぞてめぇら！」

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