【銀魂】口悪姉さん【坂田銀時】 (ページ34)

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誤解の連鎖ページ34

「お前は何故岡田を探っているんだ。」

…どこまで答えようか

「仕事だから」と端的に言った。
するとヅラは真面目そうな顔をして

「…やはり噂は本当だったのか。」

と呟く。

「最近新設された警察組織…名はなんといったか、見たもん組だっけ？」

「見廻組だ」

「そうだったそうだった。ミャンマー組だったな」

「見廻組だっつってんだろ。お前の耳はミャンマー旅行中か」

「まあその美輪○宏組だが、」

「違うっつってんだろ。もしかして待ってんの！？お前だけのお決まりテンプレ待ってんだろ！！“美輪○宏じゃない、みのも○ただ、あっ間違えた見廻組だ！”って言えばいいの！？なぁ！？」

しんどい！久しぶりにこんな長いツッコミしたわ！！早く本題に入れ！！

「A、何故あいつらに肩入れするんだ」

「…」

「聞いたぞ。最近見廻組が急成長しているのは裏である人物が数々の手柄をあげていると。まさかお前、幕府に…」

「だったらお前を助けてねーよ。なんなら今すぐにでもお上につき出そうか？いいねぇ、そしたら私は昇進間違いなしだ」

「それは勘弁してくれ」

「…しないよ。今はね
公務員は給料いいんだよ」

「お前が、金なんぞに拘るやつだとは思わないが…まぁいい、俺もこれ以上掘り下げないさ」

なんか食べる？と聞く
ヅラは今はいい、と言った。

お茶を湯のみに入れてる時

「そうだ、銀時には会ったか？」

手が止まる。
少し間を空けて会ったよ、と言った。

「そうか！お前も会えたか！きっと久しぶりで積もる話でもあっただろう」

「いや、一方的に今生の別れを告げたよ」

「なに！？な、何故だお前らは…」

「…まあなんというか、邪魔しちゃいけないなって」

「邪魔？なんのだ？」

「銀時はもう自分の道を決めたみたいだよ。周りにたくさんの人がいて、毎日楽しそうで…全然違う顔をしてた」

「…悲しくなったのか？」

「いや、嬉しいよ。あの時私と別れたのは正解だった。あの時、私を置いていって正解だったと思えたから」

「A、何を言ってるんだ。銀時はお前を置いていってなど…」

「分かってる、私を守ろうとしたんでしょ。でも私は守られたくてあそこにいたんじゃないんだよ」

「…」

「昔の人はもう必要ないんだよ。
あいつはもう万事屋やって、皆に囲まれて、もうすぐ家族ができるんだから…」

「A……ん？今、家族って」

「結婚するんだってさ」

「いや結婚って…はぁあああああ！？！？」