すっペェ野郎だ ページ9
「ごめんねぇ、酢昆布売り切れてんのよぉ」
「いやぁ、ごめんな〜ちょうど今、酢昆布最後が売れたところだわ」
「あれ、酢昆布ない!?ごめんなさい、今店に出てたのが最後なの〜」
「は?酢昆布ぅ??ねぇよんなもん。さっさと違うやつ買って消え」
ガッシャアアアアン
「いいから出せよ酢昆布うううう!!こちとら酢昆布のために何件訪ねりゃいいんだこんちくしょう!!!今すぐ出さねぇと自分で自分の脇舐めれるようにしてやろうかあああ!?」
「ひ、ひぃえええええ!?!?いきなり襲いかかってきたよこの人おおお!!!!」
そう言いながら私に頭を掴まれガタガタ震えだすヤンキー。
今まではな、申し訳なさそうなか弱いお婆さんだったから良かったんだ。だがお前はあかん。見た目も無理だし話し方からもうムカつく。
「とりま隠してる酢昆布出すかお前の胃の中にある酢昆布出すかどっちかにしろ。はい、さーん、にー」
「吐けと!?ゲロをどうするつもりなんだよこの姉ちゃん!!見た目綺麗なのにバイオレンスってかカツアゲえええええ誰か助けてええええ」
「うっせえ!!!とりあえずムカつくから吐けええええ!!!」
もう嫌だ。なぁんで酢昆布何かのためにこの暑いなか走り回らにゃいかんのだ!!
例え給料が良くても、結局は姫のパシリだ。姫が頼めばそれを買いに走り、姫が消えれば探しまくる
あああああ゛〜イライラしてきた
「1発殴るわ」
「理不尽ンンン!!!ぎゃあああああああああ!!!」
「あっれーどこかの誰かさんだと思ったらそよ姫さんのボディーガードじゃねぇですか」
そんな呑気な声が聞こえたかと思うと、じゃきっと頭の後ろに鋭いものが向けられた気配がした。
咄嗟に掴んでた頭を後ろに投げて歪んでた顔を修正する。
「うぎゃ!?」
「これはこれは…誰かと思ったら天下の警察様じゃありませんか」
この口調は先日のそよ姫家出騒動の…
城のやつに何が出来るんだって馬鹿にしてきたやつだ。
「もう会わねえと思ってたけどまさかこんなとこで会うとは。ねぇ、政府の猫さん」
「違いますよ。私はただこの人が真面目に仕事をしないから指導しただけです。あなたこそ、一般人に刃物を向けるなんて政府の犬としてどうなんです?」
「そう言われたら仕方がねえ。だがそっちも危ねぇヤツに手え伸ばさず俺と話しやしょうや」
ちっ、バレてるか。
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睡魔 noa(プロフ) - 続き待ってますヾ(*´∀`*)ノ (2018年9月4日 20時) (レス) id: 4176890134 (このIDを非表示/違反報告)
八木楓(プロフ) - しゅき (2018年9月2日 21時) (レス) id: dbe5bf77f2 (このIDを非表示/違反報告)
神右宮月左京(プロフ) - あの、岡田以蔵ではなくて、岡田似蔵だと思います! えと、応援してます!!すっごく好きなんで!!頑張ってください!! (2018年9月2日 18時) (レス) id: 0ad6a2b0ae (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ菌@葵 - 異三郎ですよ (2018年8月28日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き気になります!更新頑張って下さいね! (2018年8月27日 11時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年8月24日 11時