主にラーメンの蓋抑えたせい ページ45
「「高杉ぃいい!!そーいうことだ!
俺達ゃ次会った時は仲間もクソも関係ねェ!
全力で…てめーをぶった斬る!!」」
…次?
その言葉に、今まで聞いていたAがわなわなと震え出す。
そして、
「次なんて……ねェよ!!今ここでぶっ殺してやらァ!!!」
と言いながら敵の中に突っ込んでいくのを銀時が全力で止める。
「エエエエエ!?ちょっとAサン!?」
「てめぇさっきはよくも人の不意打ちついて部下にやらせやがって!!降りてこいやぁあ!!そのくそ腹立つツラ1億回殴ってやらァァァ!!」
「落ちつけぇええ!!お前肋折れてんのになんでそんな動けんだよ!!」
「おいお前ら何してるんだ!退散するぞ!」
ガシッとAの両肩を抱えながら銀時はズルズルと引っ張る。
その間もAは全力で抵抗しながら
「離せやァァァ!!私は、あいつを殴らなきゃ気が済まん!!」
「おいヅラこのまま逃げるぞ!!」
「あ、コラ…あいででで!!」
身体をねじった瞬間、肋に激痛が走ったので遂に抵抗をやめてなすがままに引きずられていく…
「わ、私は、あいつに言いたいことが…」
「うんうん。そうだね、それはTwitterにも呟けば…」
「お前らが、私を置いていった日!!」
「!!」
「腹立ったけど…私はお前らが選んだ道なんだから嬉しいと思ったんだよ!!!
だからお前のやり方に腹立つけど…お前が選んだんなら半端にやるな!!!寂しいからって昔の友達に頼んな!!」
持っていた刀を投げ捨てて、中指をピンと立てる。
「半端にやった瞬間、今度こそぶっ殺すからな!!じゃあな!!!」
そして銀時とヅラの手を掴んで船から飛び降りる。
その瞬間、ヅラの背負っていたパラシュートが開いた。
「いやお前鬼兵隊に誘われてたんかーい」
ヅラの足にしがみつく銀時が冷静にツッコんだ。
「そーだよ。秒でお断りしたわ」
「…あっそ」
「俺は嬉しいぞ。Aがそんなことを思ってくれてたなんてな」
と笑う桂。そして少し悲しそうな顔になり、懐から本を取り出す。
それはかつての思い出の唯一形になっていたものだった。
「まさか、高杉がこれを持っていたなんてな…
始まりはみんな同じだった。なのに…もう、随分と遠くに離れてしまったものだな…」
見上げるのはもう手のひらぐらいの大きさになっている船。それを見つめながら、
「お前らはこれを覚えてるか」
「必要な人にあげたよ」
「ラーメンこぼして捨てた」
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睡魔 noa(プロフ) - 続き待ってますヾ(*´∀`*)ノ (2018年9月4日 20時) (レス) id: 4176890134 (このIDを非表示/違反報告)
八木楓(プロフ) - しゅき (2018年9月2日 21時) (レス) id: dbe5bf77f2 (このIDを非表示/違反報告)
神右宮月左京(プロフ) - あの、岡田以蔵ではなくて、岡田似蔵だと思います! えと、応援してます!!すっごく好きなんで!!頑張ってください!! (2018年9月2日 18時) (レス) id: 0ad6a2b0ae (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ菌@葵 - 異三郎ですよ (2018年8月28日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き気になります!更新頑張って下さいね! (2018年8月27日 11時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年8月24日 11時