「もう他人じゃない」【降谷零】

番外編 ついに！ ページ32

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〜説明〜
なんと！茅ヶ崎家には代々伝わる幻の腕輪があるという情報がリークされた！！それを知ってうごかない怪盗はいるか？否、いない！！お呼びでしょうか、わたくし怪盗キッドですとばかりに挑戦状が焚き付けられる！！もちろん日本警察も負けてられん！！しかも何故か公安も混じっての大事件に！！そんでうんたらかんたらなんたらかんたらあって、茅ヶ崎家の御息女茅ヶ崎Aが怪盗キッドに攫われた！！(腕輪付き)…ってなノリでお読みください。〜




「おやおや一応貴方は誘拐されているんですよ？もうちょっとビックリしてくれてもいいと思うんですが。」


そう言ってビルの屋上に降ろされる。
今しがた彼とスカイダイビングをしてきたところだ。真っ白なタキシードに包まれた彼はあの怪盗キッド。今回の彼の狙いはあろうことか茅ヶ崎家だったって訳だ。

先代が病院を始める前、貿易商をしていたらしい。その時相手国の遺跡で発掘されたルイ何世かの腕輪だとかなんとか。正直うちにそんなのあるなんて知らなかったし両親も興味ないだろう。まぁそんな可哀想なお宝が今回彼に目をつけられたことで一躍話題となり、警視庁が自ら名乗りをあげて警備してくれていたみたいだが…

「いや結構ビックリしてるんですけど…」

まさか自分が誘拐されるとは。
最後に見た園子ちゃんの顔は忘れられない。

腕輪が盗まれた！！ってザワザワしだした時何故かこっちに向かってくる警備員さんがいるなぁ…と思ったら体が浮いてたのさ。

「ま、とにかく腕輪を頂戴しても？」

「…やっぱりバレましたか」

「初めは騙されましたよ。
まさ展示してたのはレプリカで本物は今あなたが腕につけてるものだとは…」

そう。直前にコナンくんが提案してきたのだ。
はは、と笑い腕をまくる。

「すごいですね怪盗キッド。もちろん差し上げます。けど一つお願いがあるんですが」

「はい、なんでしょうか」








「サインください」




もちろん色紙とペンは用意してます。

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