あの、離婚危機です【青】

121. ページ27

『一週間前に言ったこと、今ここで訂正します。』


こ「僕も訂正したい。」


私達が到着した旅館。
それはいかにも"でそう"って感じの旅館でした。




こ「帰る？」


『帰ろう』



そう言って回れ右をして帰ろうとすると、誰かに呼び止められた。




"今日ご予約の〜…？"





『あっそうです！！！』


帰るタイミングを失いました。



・



"ここら辺一応温泉街なんですけどね、寂れちゃったんですよ

でもいいところなので、ゆっくりしていってくださいな"


『あ、はい』


こ「ねえ、本当に出ない？ここ」

『シー！！！』


結局帰れずに中に入ってしまいました。



"こちら、今日のお部屋でございます"



ごゆっくりどうぞ、と言って女将さんは帰ってしまいました。




『…入るよ』

こ「…うん」



息を整えて中に入ると、



こ「中綺麗！！！」

『本当だ〜！！』



通された部屋は見た目に反して凄く綺麗だった。


こ「良かったよ、中も出そうだったらお金関係なしに帰るところだった。」


『マジな雰囲気で言うのやめてくれない？』



こ「片付けがも終わった所で、何をするかといいますと〜！」


『温泉〜！』
こ「観光〜！」



『え、温泉でしょ』

こ「いやいや、観光でしょ」

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