あの、離婚危機です【青】

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こ「ねえねえ、AA」


なんてことのない日、ころんが目をキラキラさせながら話しかけてきた。



『ん？』


こ「久しぶりに、デートしない？」


『え？いつもデートしてるみたいに愛振りまいてくるじゃん』


こ「それはデートと違うでしょ」


『でもどこいくの？』


こ「ではでは！行き先を発表します！！」




じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃーん、と声を弾ませていうころん。

いつもテンション高いけど今日はハイハイハイテンション位です。



こ「薄雲温泉旅館です！！！」






『…へ？』


こ「え、反応薄すぎない？
頑張って取ったんだけど」


『いや、どこか分かんなくて反応に困った』





こ「え？」


『え？』



顔を見合わせて目が合うこと数秒。





こ「確かに。
ここどこだ？」


『いやなんでやねん』


こ「でももう予約取っちゃったからな〜
一週間後行かなきゃだけどいいよね」


『う、うん
ありがとう、計画してくれて』


こ「どういたしまして！！」




ただ私はこの選択を後悔することになる。

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