【文スト】最年少幹部さんと養子縁組なりました【太宰治】【東方project】 (ページ28)

今日:12 hit、昨日:18 hit、合計:96,534 hit

養子縁組＿弐拾陸ページ28

「失礼します。太宰です。」

「失礼致します。芥川です。太宰幹部、居らっしゃいますか。」

そう云って芥川君と着替えた私は太宰幹部さんの専用部屋に入る。

中には偉そーっに高級な椅子にどっかり座る太宰さんの姿が。

「やあ。学校は如何だった？Aちゃん。」

「ええ…何時も通りに」

「嘘だ。君、嘘吐かないでくれないかな。人間の嘘吐く癖の一つが出てるよ。」

「ほら、目が泳いでる」と云って溜息を吐く太宰さん。

…どいつも此奴も何なんだよ。

嘘吐く癖とかどこで知るんだ。

…ストーカーかよ気持ち悪いなぁ

「申し訳有りません」、と謝る私。

はっきり云って内心巫山戯んなだよ。

「お話の最中申し訳有りません。今回は何をすれば良いのでしょう、太宰幹部」

話の途中で芥川君の助け舟が出る。

何時も芥川君は優しい。ああツンデレって良いな

「…ん？ああ君居たの。君来なくても良いのに。君どうせ成長しないし。Aちゃんの訓練の邪魔だし。

Aちゃんは君と違って凄く成長するし、君より使い勝手の良い異能寶ね。本当は君等如何でも良いのだよ」

皮肉交じりで云う太宰さん。

隣で芥川君の悔しそうな声が聞こえる。

ああ可哀想だと思う反面、何処か莫迦にしてる自分に嫌気が指す。

気分が悪くて仕方がない。

「まあ良いよ。今日は拷問だ。

君達に情報を聞き出して欲しい。そうだな、少なくとも五つ。情報を聞き出せなかったら…

_____十発撃つ。もし殺したら、君達にも拷問を受けて貰う。

其れと_____無いと思うけど、裏切ったら処刑だ。

じゃあ行こうか。」

私達は太宰さんに対する悪寒に震え乍、拷問をする地下へ向かった。