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養子縁組_弐拾伍 ページ26

「…またね、浜原さん。」









チャイムが鳴り、教室を出る。









此処までは何時も通り。









浜原さんに怪しまれてから良い気がし無い。









今日は何故か此れから有るであろう、虐待が待ち遠しい。









そんな感じで門に向かって歩いて行く。









門の前では少し人集りが出来ていた。









…こう云う時は決まってるのだ…









「あのぅ、太宰さぁん」









「如何しましたか。」









「あのぉ…」









門の前に立つ中也君が扇動達に絡まれる。









小学生の考える事って浅ましいよね。









中也君はなれない敬語で応戦する。









ププッ。中也君私のお兄ちゃん役だから太宰さんなんだよね。あはは。顔引きつってるし。









「あれー?扇動さん。

何してるんですか?中也君に。

私早く帰らないとお義父さんにぶちのめされるんでどいて下さい。

…其れに、媚びを売る暇があれば自己中心的な考え方を改めた方が良いと思いますよ。」









「なっ…!ま、まあ。し、失礼しますわっ!」









「はーい失礼されました〜あはは。」









ニコニコ顔で手を振る私。









ざまあみやがれお嬢様









と思っていると溜息が聞こえた。









「手前、本ッ当に青鯖野郎に似てきたな…」









「うわあ、此処一週間で一番悲しい事云われた…私彼処迄鬼畜じゃ無いです」









隣で「如何だかな…」と云う声が聞こえたので「五月蝿いです」と声を掛ける。









そうして車に乗り込む。









中には何故か芥川君が居た。









怪訝そうに私を見る芥川君。









…流石に私傷付くよ?









と思い乍ランドセルと帽子を脱ぐ。









「こんにちはー、芥川君。元気ですか?あっ、又太宰さんにシバかれました?手当しましょうか?」









「いらん。A、今日の内容は聞いてるか?」









そう云って聞いてくる芥川君。









…何でポートマフィアは顔面偏差値高いのだろう。









「いやあ、私朝太宰さんと話して無いですから分かんないです。でも大体察しはつきました。拷問でしょうね。私した事ないですし」









「そうか…Aは大丈夫なのか?その…初めてだろう?」









少し眉を下げて聞いてくる芥川君。









わあ、デレ期来ました?









「嬉しいです!心配してくれるんですね!」









最近芥川君が可愛くて仕方がない

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名無し51518号(プロフ) - 2番でお願いします!(>人<;) (2017年10月11日 22時) (レス) id: 1b779db6bf (このIDを非表示/違反報告)
留羽謝(ルーシェ)(プロフ) - 私も2でお願いします (2017年9月17日 1時) (レス) id: c408aec3db (このIDを非表示/違反報告)
えっちゃん@オルタ(プロフ) - ネイラさん» 分かりました~。投票ありがとうございます! (2017年9月12日 20時) (レス) id: 06197db1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ネイラ - 私は2番がいいです! (2017年9月10日 18時) (レス) id: fe4d300d0c (このIDを非表示/違反報告)
えっちゃん@オルタ(プロフ) - うらっしーさん» 了解しました。投票ありがとうございます! (2017年9月9日 0時) (レス) id: 06197db1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:BB | 作成日時:2016年12月9日 21時

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