【文スト】最年少幹部さんと養子縁組なりました【太宰治】【東方project】

養子縁組＿弐拾参 ページ24

「！うわあ…私、見ーちゃった見ーちゃったー。

せーんせいに云ってやろー。クスクス」









私は満円の笑みで彼女_____扇動エヴァを見る。









扇動エヴァ_____世界的に有名な広告企業、扇動グループのセレブお嬢様。









名前もエヴァと云うキラキラネーム。









…エヴァって…かの有名なロボットアニメかよ…









すっげー名前だな、と思った。









「大丈夫ー？浜原さーん。」









一般推薦で入った地味な子_____浜原那珂ちゃん。









そう。扇動エヴァは浜原那珂を虐めているのだ。









あー、浅ましいなあと思っているだけだったけど、









浜原さんは私の前の家のご近所さんで、

「うちの子をよろしくお願いします！」

なーんて参観日で云われてしまったから、

太宰さんが

「此方こそ！仲良くするんだよ？Aちゃん」

何て返しちゃって、助けてあげる他無かった。









はっきり云うが私は小心者なのでこう云うことはしたく無い…が。









この扇動エヴァとか云う奴は論外だ。








最初は私を馬鹿にして上から目線だったのに、

太宰さん達の前だとぶりぶりでキモくなり、

私と仲良くしたかの様に振る舞い、媚びを売る。









怒った私は浜原さんと良く遊んでいる。









…因みに此処は女子校だから、

小学生の癖に男に飢えてるらしく、

太宰さん達目当てで仲良くしてくる子は多い。









中也君とリンタロウに愚痴っている。









…首領と呼んだら泣かれたのでリンタロウと呼んでいる。









「！…何です？太宰さん。私は此の汚い一般人に礼儀という物を…」









「汚いのはそっちでしょう？あははは、無知過ぎて笑えます。」









「う…ありがとう…Aちゃん」









「良いんです良いんです。さ、行きましょうか。こんな人を相手にして居たら私達が腐ってしまいます。」









私は浜原さんの扇動につけられたのであろう土を制服から取る。









「なっ…皆本当の友達です！そ、そんな事云ったら潰しますわよ！お父様に頼みますわ！」








そういうとそうだそうだ、などと取り巻きから聞こえる。








「だーかーらー、うざいんですよ。中也君やお父さんに云っちゃいますよ？貴方達に侮辱されたと。間違いなく潰れるのは其方ですよ。」









そう云ってやると黙る扇動達。









改めてちょろいな、此奴ら。

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