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養子縁組_拾陸 ページ17

「やあAちゃん。身体の方は如何だい?芥川君から大分傷め付けられたと聞いたが」









薄暗い高級そうな部屋に肘を付き乍座る首領









数奇のロリコン糞ジジイとは打って変わって悪人其の者の顔









そして其の隣には真面目な顔をした太宰さん









其れに向かい合う様に立つ姐さんと私









少し姐さんを見ると姐さんは目を合わせて微笑んで呉れる









其れを見た私は皮肉を込めた目で正面を見る









「ええ、御心配有難う御座います。迚も痛く起きた直後も倦怠感に苛まれましたが、姐さん…失礼しました。尾崎幹部の御陰でスッキリしました」









首領は私の数奇会った時とは全く違う、威勢の良い嫌悪感丸出しの態度にビックリしたのか太宰さんに問い掛けた









「太宰君…此れも異能の影響かい?若しくは今、Aちゃんは異能を発動して居るのかい?」









してませんよ私此れが本性です何か?









そう云って遣りたい









私を一目見て太宰さんはこう云った









「いえ。異能力は使ってい無いと思います。影響は…違うと思います。此れが本当の彼女、なのでは」









そうだよ当たりでーすはい拍手〜(棒)









多分私は今ゲス顔をして居るだろう自覚する程口角が歪んでしまう









そうして居ると姐さんからこら、と一声









深く瞬きを三回、意識を切り替えよう









「そうかい…そう云えば随分と仲良く成ったのだね、紅葉君」








そう云うと口元に手を当てて微笑む姐さん








「ふふ…話して見ると迚も面白い童での…もう姉と妹の関係じゃ」









「そうなのかい、Aちゃん」









「ええまぁ…首領の右側に居る方よりは」









私がそう云うと目を見開き関心する様に此方を見る太宰さん









…もっと悲壮な顔しろや皮肉を云った意味が無えじゃ無えかちぇっ









「まあ仲良くしてね、太宰君。Aちゃん。其れで、君の転校先が決まったよ」









「え…有難う御座います…何処ですか」









「私立横浜中等女学院だ。お嬢様校だが君なら大丈夫だろう」









お嬢様校だと…!?









巫山戯るな私にマリーアントワネットに成れと云うのか…!?









「まあ今日は遅いから私の家に帰ろう、Aちゃん。荷物も届いて居る筈だよ」









何だ此の黒い笑顔良い気がし無い









命、危険。命、危険。命、危険。命、危険。もう、最悪

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名無し51518号(プロフ) - 2番でお願いします!(>人<;) (2017年10月11日 22時) (レス) id: 1b779db6bf (このIDを非表示/違反報告)
留羽謝(ルーシェ)(プロフ) - 私も2でお願いします (2017年9月17日 1時) (レス) id: c408aec3db (このIDを非表示/違反報告)
えっちゃん@オルタ(プロフ) - ネイラさん» 分かりました~。投票ありがとうございます! (2017年9月12日 20時) (レス) id: 06197db1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ネイラ - 私は2番がいいです! (2017年9月10日 18時) (レス) id: fe4d300d0c (このIDを非表示/違反報告)
えっちゃん@オルタ(プロフ) - うらっしーさん» 了解しました。投票ありがとうございます! (2017年9月9日 0時) (レス) id: 06197db1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:BB | 作成日時:2016年12月9日 21時

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