【文スト】最年少幹部さんと養子縁組なりました【太宰治】【東方project】

養子縁組＿拾参 ページ14

「うっ…ぐえ」









嗚呼何て声だろう









此処迄私色気の無い声だったっけ…









つか身体中金縛りに遭ってる見たいに痛い…









何じゃあこりゃあ









起き上るのさえ痛い…









いっそ此の儘寝て居ようかな…









さあ夢の国へ旅立とう！(某夢の国のネズミ風)









「おやおや…二度寝は良く無いぞえ」









誰だよ此の人









声は…女だよね









然も言葉…格好良い！









まあもう寝る…寝たら治る









「ほう…其れでも寝るのかえ。お仕置きじゃな…」









「ぎゅやぁ！あっははは！」









そう云って女の人は私のお腹をこちょばして来た









…確かにお仕置きだよ子供には最悪の奴だよ









「さあさあ、そろそろ起きて欲しいんじゃが」









「あはははは！起きます私もうギブです」









あれ？









痺れ取れた…









こちょばされてたら取れる物なのか









此の女の人にお礼しよう









「あの…有難う御座います。何か色々助かりました。…私の名前はAです。貴女は？」









見上げると凄く綺麗で妖艶な女の人が居た








数奇まで起きないとゴネてた私を殴りたい衝動に駆られる…ごめんよ









「…おや。太宰の様に生意気かと思って居ったのに…すごく礼儀の良い童じゃ。私の名前は尾崎紅葉じゃ。好きな様に呼ぶと良い…太宰からは姐さん、と呼ばれて居る」









姐さん…か









格好良いな…お似合いだよ姐さん早速姐さんって呼ぶね









と云うか、太宰さん何してんだあんたの所為で私生意気だと思われてんじゃ無いか









「では早速姐さんって呼ばせていただきます…馴れ馴れしくてすみません」









「別に良いぞえ。そんな畏る事は無い…普通に姉の様に思って呉れて良い。私も妹が出来る見たいで嬉しいからのぅ」









「あ、えと…宜しく？」









めっちゃ綺麗に笑うから私見惚れてしまったでは無いか姐さん









最近ボコられて義父に見捨てられ意識乗っ取られたり色々哀しかったから泣きそう









「ふふ。にしてもA。良く寝てたのぅ…そんなに気持ち良かったのかえ？」









「…は？どう云う事、姐さん」









「おや？知らなかったのかえ？」









「ええ…何が有ったんですか？」









「お主、丸三日、ずっと寝てたのにのぉ」









え、そんな経ってたの…え？ヤバくね？

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