【文スト】最年少幹部さんと養子縁組なりました【太宰治】【東方project】

養子縁組＿拾 ページ11

「さ、着いたよ」








「…随分暗くて血生臭い処ですねぇ。すいません太宰さん、吐きそうです…エチケット袋下さい…」









「おや、相当参って居る様だね。此れでは任務も何も出来ない。慣れて貰うしか無い」









…は？









あのぉ…エチケット袋は、？









此の儘吐けと？？








慣れろと？








数奇の慈愛に満ちた眼差し何処行ったよ戻っておいで








妹ちゃん…私、本当の鬼畜の意味知ったよ…









おーい、鬼ちゃーん！鬼のお手本にピッタリの鬼畜見つけました私









…あっ。鬼ちゃんって云うのは異能のお友達です








「芥川君」









誰だ芥川








然も此の人偉そうだし暗いぞ黒いぞ何が有った







「…太宰さん。あの…僕…」









なんだ芥川君傷だらけ…








太宰さん体罰オールオッケーの怖い人だったんじゃん否定すんな







「今君の事をする時間では無い。其れより。此方においで、Aちゃん」









そして太宰さんはニッコリ笑顔









…だがロリは知っている…









其の笑顔が黒い事を！









ロリは知っている…









「ほらほら、此方だよAちゃん」









そう云って私の肩を自分の方へ引き寄せる太宰さん









やめてよもう直ぐエリスちゃんの所に逃げようとしてたのに









「其の小娘は…？」









「嗚呼、私の養女に成った子だよ。名前はAちゃんだよ。此れから君と闘って欲しくてね」









いやいやいや聞いてません私









私数奇迄中原さんにフルボッコ食らって妹ちゃんに意識乗っ取られてたのに









今度こそ暴走するよ妹ちゃん








さァさァ芥川君とやら









断り給えー！(ひらけゴマ風)









「分かりました…。行くぞ、小娘」









いや分から無い儘で良かったよ芥川君！








だが私は異能持ちのロリだ…









次やられるとヤバイので本気だそう









…どうせフルボッコされて妹ちゃん召喚して太宰さんに止められて異能空間で愚痴聞いてベッドでグッドモーニングだけど









「…でも痛いのは嫌いです。私、攻撃は出来ないけど避けます」









私は意を決した様にスイッチを入れ替える








「僕…手加減はしないぞ」









芥川君もヤル気満々







…手加減はして欲しいなぁ









「じゃあ…行くよ」








「______よーい、スタート！」

養子縁組＿拾壱→←養子縁組__玖

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す