モヤモヤ2 ページ39
3人の自己紹介が終わると、Aちゃんはいきなり立ち上がって叫んだ
『だ、だって……!まふまふさんに、そらるさんに…坂田さんって……えぇ!?』
するとまふくんは「知っててくれたんだ〜!」と言って、彼女の手を握った
(あっ!さりげなく手握ってるしっ!)
それを見た僕はそんなことを思ったけど口には出さないで、ただじとーっと不貞腐れたようにふたりを見ていた
モヤモヤしているといつの間にか話は進んでいて、「お?照れた?照れた?」という坂田の声が聞こえてきた
「なにが照れてるんだろう?」と思ってみんなの視線の先を追うと、そこには真っ赤に染まった顔を手で覆っているAちゃんの姿があった
(え、ちょっ、まっ……なんで照れてるの!?)
僕があわあわしていると、うらたさんが彼女に近づいて「顔真っ赤、りんごみてぇw」と言いながらAちゃんのほっぺたをつんつんしてる
僕は居ても立ってもいられずに、彼女のことを庇うようにぎゅっと抱きしめた
あま「もうっ坂田、うらたさんっ!ひなちゃんのことあんまりいじめないのっ!」
僕は彼女のことを助けようと思ってやったのだが、Aちゃんは目をぐるぐるとさせて今にも倒れてしまいそうだった
(あ、あれ……?)
僕がそんなことを思っていると、いつの間にか僕の腕の中に彼女の姿はなくて、代わりにうらたさんの声が降ってきた
うら「はいはい、Aがそろそろヤバそうだから離れような天月」
見るとAちゃんはうらたさんの腕の中
(まただ………)
また、このモヤモヤ………
何なんだよ、ほんと……
さっき、まふくんがAちゃんの手を握った時と同じ
この、気持ち……何なんだろう…
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桃菜 -モモナ-(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます!たくさん更新できるように頑張ります!これからもよろしくお願いします!*_ _) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2019年2月18日 5時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃菜 | 作成日時:2019年1月20日 22時