転生少女は異世界を楽しむ2 (ページ10)

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ガゼル「このドワルゴン以外にも貴様たちと国交を結ぼうと言うものが現れたのか」

リムル「うん、獣王国───」

「「「ユーラザニアか！？」」」

リムル「う、うん…知ってたのか」

びっくりした……まあそりゃそうか

するとシオンがいきなり「大丈夫です！」

と口が回ってない声で言ってきた

あいつ酒飲んでんな……

メキア「シオン！？まさか、お前飲んで……」

そりゃメキアも焦るわ

するとシオンは残ったお酒を一気に飲み干し、フラッと後ろに倒れた

が、リムルがなんとか支え、大事には至らなかった

リムル「悪いな、うちの秘書が」

ガゼル「よいよい、早く部屋へ連れて行ってやれ」

はあ……

メキア「はぁ……はずかしい…」

とシオンを抱えるメキア

……

『よし、メキア。シオン連れて行ったあと、明日の演説原稿、もう一回読み直そう！』

メキア「はい！」

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一夜明け、私達は有効宣言の式典に来ていた

リムルの挨拶が終わり、次は私の番だ

『えー……初めまして。私はジュラ・テンペスト連邦国盟主、A・ホリエットだ。

先程リムルが私の言いたいことを言ってくれたため、短く済まそうと思う

私達は、人と魔物、種族関係なく暮らせるような町を作りたいと思っている。

だが、私達だけではそれの実現は難しいだろう。

だからこそ、このドワルゴンとの友誼を得て成長していきたいと思う。

この言葉が本心であることをここに誓い、私の挨拶に代えさせてもらう』

うん、中々のスピーチだったかな

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ガゼル「リムルよ、短すぎる、謙りすぎる、上に訴えかけすぎる、はっきり言って零点だ

まあAは始めに言ってはいたが短すぎる……まあそこがなければ中々のスピーチだったな」

そっか……

リムル「…肝に銘じて今後の課題にするよ」

『ありがとう、ガゼル』

ガゼル「せいぜい励め、Aはともかく、リムルは危うくて見ておれんわ」

本当、私達は縁に恵まれている