転生少女は異世界を楽しむ2 (ページ3)

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ギド「おーい、こっちでやすよ」

！？

殺気ッ…！？

シオン「ミリム様！」

そう言いながらリムルをミリムに預け、私達の前に大太刀を持ち立つシオン

『……いや、その人は敵じゃないよ』

トライア「……私はドライアドのトライア

お久しぶりでございます。盟主様」

『久しぶり。それよりその殺気はどうしたの？』

トライア「……ご報告申し上げます

暴風大妖渦(カリュブディス)、聖魔大妖渦(カオスボルテックス)が復活いたしました。そして、彼の大妖はこの地を目指しております」

聖魔大妖渦(カオスボルテックス)？

なんだそれ

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リグルド「なんと！あの「天空の支配者」達が復活ですと！？」

まずい

ハクロウ「あれらは遥か昔に封じられたはず

理由もなく封印が解けるなど考えられませぬが……」

非常にまずい

トライア「事実でございます。我が姉トレイニーが足止めを行っておりますが、あまり長くは持ちません」

「カオスボルテックスって何？」とは聞ける空気ではない………

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あのあと大賢者に聞いた結果、カリュブディスとほぼ同じものだということがわかった

違いは、ミルア……まあ聖霊王及び聖霊から漏れ出る聖魔素溜まりから発生し、聖素を辺り一帯に振りまくため魔物には悪影響。弱体化も引き起こすというらしい

まずくね！？

《告。聖霊であるA・ホリエットと聖龍であるハクは聖素の影響を受けません。》

………まじで！？

なら、わたしたちだけでいけるか？

《カオスボルテックスに勝てる確率、87.925％》

まじか、それならいけるやろ

リムル「そうだぞミリム、まあ俺達を信じろ」

『あ、ごめん。一個言っておきたいんだけど……カオスボルテックスの方は私と、ハクに任せてくれない？』

リムル「は！？」

『あ、いや、私とハクなら聖素の影響受けないから……

あと大賢者の計算では私達が勝てる確率87％くらいなんだよね』

リムル「そ、そうか……だが…！」

私達が空を見るとそこにはカリュブディス、そしてカオスボルテックスと見られる魔物がいた

リムル「そんなことも言ってられない、か

A、ハク。頼んだぞ」

『もちろん！』

ハク「はっ！」

そうして私はハクに乗り、カオスボルテックスの元へと向かっていった