私の周りでいろいろBLし過ぎている問題について【オリBL】

CASE１ ページ7

『じゃあさ、君男を好きになるっていう覚悟はちゃんとあるから言ってるんだよね？』



矢「……」





私がそう訊くと洸太郎サンは真剣な目でこちらを見る。




『別にさ、君が男を好きになることを批判してるわけじゃないんだよ？君の言った通り腐女子だし
　でも、世間一般的に見ればそれは普通じゃないんだ。それは分かってるよね？』



矢「嗚呼」



『世の中には君たちを気持ち悪いだのなんだの言う人も少なくはないだろう。
　例えば君と彼が付き合ったと仮定しよう。そして、別れたとする。そしたらその先は？
　男を好きになるっていうだけでその人にとっちゃぁ一生の黒歴史になるかもしれないんだ』



矢「……っ！」



『もう一度聞こう…君に覚悟はある？』





そこまで私が言うと彼は黙ってしまった。



何を言えばいいか迷ってるようだった。



流石に言いすぎたか…？






『あー…まぁ、良いよ。で、どうs「俺は」…うん』



矢「お前が言ったようなこと全然考えてなかった」



『うん』





洸太郎サンは私の言葉を遮りぽつぽつと話し出す。



今までにないくらい真剣な顔で。






矢「もし、俺とアイツが付き合ったとして絶対に後悔させたりなんかしない。」



『うん』



矢「でも、アイツ…圭太を好きだっていう事は真実でそれ相応の覚悟はある」



『そっか…良かった、覚悟できてるみたいで』

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