眠れない夜 日向side ページ19
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「俺ってそんな分かり易いかー…」
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「日向ってさ、もしかして
Aちゃんのこと、すき？」
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谷地さんからそう言われた時、
咄嗟に「うん」と答えてしまった
いや、嘘じゃないんだから良いんだけど
やっぱ口に出すと恥ずかしいと言うか。
何となく眠れなくて外を散歩していた
大地さんに伝えると
「明日に響かない程度にな」と言われたので
少しだけ。
さっきまでかなりモヤモヤしていたのが無くなった
それは多分、影山のお陰だ
あからさまに友達が出来た、
みたいな顔をしていたのを見て安心した
そもそも、あいつが恋愛とか考え難いけど。
いや、そう言う俺も、今まで経験がなかったことだし
人のこと言えないよなーなんて考えたり。
ジワリと汗がにじむ
どんなに涼しいと言われる森然高校でも
暑いものは暑い。
「…翔陽？」
チリン、と風鈴の鳴るような
心地いい音色の声。
そうそう、この声が今聞きたくてー…
って。
「わぁ！？A！？」
「あっごめん。びっくりさせちゃったね」
ドクドクと脈打つ心臓の音が激しく響く
それはビックリしたのもあるけど、
やっぱり好きだからであって。
「翔陽も寝れないの？」
「お、おお」
「私もなんだよね…なんか無駄に
アドレナリンが出てる感じ」
あと、暑くて寝れん！と笑うA
心臓の音が邪魔をして
うん、とか、そうだね、と
相槌をうつ事しかできない
「明日が最終日だね」
空を見ながらAは呟く
「明日は速攻、決まるといいね！
音駒の方から見てるよ」
ニコ、と笑うAにドキリと心臓が跳ねる
「あ、ありがとう」
咄嗟に出た返事はどこかよそよそしくて
とうとうAに「翔陽今日なんか変」
と言われてしまった
「そ、そうかなぁ〜？？？」
「そうだよ〜」
「気のせい、だと思う！」
そう言うと、「ふ〜ん」と
Aは口を尖らせながら また空を見る
「あ！！」
そしてまた、いきなり声を上げる
「わ！次は何！？」
「流れ星！！！！」
「え！？どこ！？」
「___...ように。___...ように。___...ように。」
「？」
Aが何かを祈ってるけど早口で聞き取れない。
「何お願いしたの」
俺がそう聞くとAは静かに答える
「新しい速攻、成功しますように」
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プリン - 日向っていう名字になれるの羨ましい,,,私は菅原か日向か夜久だな名字を選ぶとしたら,,, (2021年11月21日 1時) (
レス) @page36 id: 05f19d6a87 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！！(≧∀≦) (2020年3月16日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 自分こうゆう純粋なの好きなんです！！読んでてすごく良かったです！！ (2020年3月15日 15時) (レス) id: bb7087dd1f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 饅頭さん» ありがとうございます…！！感動していただけたのがとても嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - みさん» ありがとうございます！！にやにや(*´∇｀*) (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2019年12月6日 11時
