【HQ】日向翔陽と私 。２【日向翔陽】

自主練と呼び捨て ページ15

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こうやって練習風景を眺めるのも
もう大分私の生活の一部になっている


黒尾さん、リエーフくん、月島くんのチームは
皆背が高く 圧力がすごい。

木兎さん、赤葦さん、翔陽は…


「木兎さん！今のスパイクかっけー！！！」

「そうだろ！？！？ヘイヘイヘーイ！！！」


翔陽が目をキラキラさせながら木兎さんを褒め、
木兎さんはそれのお陰で調子がMAX。

赤葦さん曰く翔陽は ''天然物の精神安定剤''
らしい。


小一時間ほど練習をしていると
雀田さんが「夕食の時間だよ〜」と呼びに来る


翔陽は名残惜しそうにしていたけれど
「腹が減っては戦はできぬ」と
黒尾さんと木兎さんに連れて行かれるのだった



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「今日も良い湯だったね」

「ねー」


仁花ちゃんとお風呂あがりにロビーで駄弁っていると

少し低い、よく聞いた事のある声が聞こえる




「A」




「飛雄、おつかれ！」





先日、名前で呼び合うようにしてから初めての会話

案外自然に呼べるものなんだな、と頭の中で考える




「これ、やる」

「え？」

「谷地さんも」

「いいの？」



渡されたのは飲むヨーグルト

私達が「ありがとう」と言うと
飛雄は「…ッス」と頭を軽く下げる



「これ飛雄がよく飲んでるやつだよね」

「おう」

「気になってたんだよこれ。じゃ、いただきます！」

「あんま一気飲みすると腹下すぞ」

「めっちゃ喉渇いてるからゴクゴク飲んじゃいそう」



「A、もう寝んのか」

「ん？いや、これから研磨くんのところに行くよ」

「音駒セッター！！」

「飛雄もくる？」

「行きたい」






じゃあ行くか！と私は席を立ち、
仁花ちゃんに「行ってくるね！」と言うと

仁花ちゃんは口をポカーンと開け、こちらを見ている





「…よ、呼び捨て！？」

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