ジャージ ページ1
.
「と、言う事で今回もよろしくお願いします！」
今回は森然高校での合宿。
そして私はまた、音駒高校の臨時マネを任された。
「いいねぇ。もうそのまま
音駒のマネになっちゃえば？」
黒尾さんが笑いながらそう言う。
「私に転校しろと言うんですか」
「研磨が天音ちゃんの事気に入っちゃってんだわ」
「…転校しちゃいますか」
なんて冗談を話していると
後ろからバサっと赤いジャージをかけられる
「…似合うかもね」
そう言って研磨くんはコートへ入る
ジャージから柔軟剤の匂いがふわりと香る
「…へぇ」
それを見て黒尾さんはニヤリと笑った
______________________
「あれ、翔陽」
「A！」
ドリンクを作りに行く際、翔陽と鉢合わせた
「そのジャージ、どうしたんだ？」
「…え？あ、コレ。研磨くんの！」
「…研磨の？」
「さっきね、」
私はさっきの出来事を翔陽に話す
「研磨くんのジャージ、めっちゃ
柔軟剤のいい匂いするさ」
「…だめ、」
「え？」
「…Aは俺たちのマネージャー！！！」
急にそう言い出した翔陽は、
自分が着ていた黒いジャージを私に押し付ける
「こ、こっちのが似合う」
翔陽の匂いがジャージから漂う
安心する、お日様のような匂い。
「…って、な、なんか俺変だ！！！急にごめん！！」
「しょうよ、」
「お、俺行くな！A、音駒のマネがんばれよ！」
「う、うん。翔陽もがんばってね」
「おう！」
嵐のように去っていった翔陽の背中を見つめながら
翔陽のセリフが頭の中でループする。
「…なん、だ…あれ…」
あんなの誰だって期待する。
ギュウ、と翔陽のジャージを握りしめ、
それに顔を埋める。
「…好きだあ…」
私の顔は今、物凄く緩んでいる。
治るまで、しばらくここにいよう。
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プリン - 日向っていう名字になれるの羨ましい,,,私は菅原か日向か夜久だな名字を選ぶとしたら,,, (2021年11月21日 1時) (
レス) @page36 id: 05f19d6a87 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！！(≧∀≦) (2020年3月16日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 自分こうゆう純粋なの好きなんです！！読んでてすごく良かったです！！ (2020年3月15日 15時) (レス) id: bb7087dd1f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 饅頭さん» ありがとうございます…！！感動していただけたのがとても嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - みさん» ありがとうございます！！にやにや(*´∇｀*) (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2019年12月6日 11時
