夏祭りと青葉 ページ29
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カラン、と夏らしい下駄の音が響く
鏡に映る私は華やかに飾られていて
「…気合い、入れすぎた…?」
少し不安になって、奈美に写真を送る
すると、光の速さで返信がきて
開くと【バッチリ】の四文字。
それを見て、少し笑いが零れた後
たちまち私は鏡を見て、
「…まぁ。今日くらい、いいよね」
と呟いて、玄関のドアを開けた
_______________
夏祭りの会場となる神社は家の近くにあるので
いつもより人がたくさんいて盛り上がっている
人混みを抜けて待ち合わせ場所へ向かう途中、
「今日、翔陽に何て言おう」
それだけが永遠にリピートされていた
ぐるぐると駆け巡る思考に気を取られて
履き慣れない下駄は何かに躓く
「うわぁ!?」
バランスを崩した私は前のめりに倒れ込む
…と思ったけど
「っとー。危なーい」
ガシ、と誰かに支えられる
「すいません!!ありがとうございま…あ」
謝罪とお礼を言いながら顔を見上げると
「あれ?」
見たことのあるイケメン。
「烏野のマネちゃん?」
目をぱちくりさせた彼は、
紛れもなく青葉城西の ''及川さん'' だった。
「お、及川さん…!!」
咄嗟に名前を呼ぶと
「あ、名前覚えててくれたんだー!嬉しいなぁ」
そう言ってニコニコ笑う及川さん。
え、笑顔が眩しい…!!!
「…浴衣なんて着て、デート?」
「あ、いや…バレー部一年生皆んなでお祭りに…」
「え?飛雄も??」
「はい、来るって言ってました!」
「あ、あの飛雄が…!?友達と…!?夏祭り!?」
まるでこの世の終わりかの様に驚く及川さん
結構失礼だよな、この人。
「おいクソ川。おめえはまた迷子になりてーのか」
「ぎゃ!岩ちゃん!!!」
及川さんの後ろから男の人が現れた。
…友達かな?
「違いますー!烏野マネちゃんが転びそうに
なってたのを助けてたんですーー」
「あ?烏野マネ?…前の時いたっけか?」
頭にハテナを浮かべる彼に答えようとすると、
「おい、及川、岩泉〜。何してんの?」
「またナンパか〜?」
また更に2人、男の人が増える。
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プリン - 日向っていう名字になれるの羨ましい,,,私は菅原か日向か夜久だな名字を選ぶとしたら,,, (2021年11月21日 1時) (レス) @page36 id: 05f19d6a87 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!(≧∀≦) (2020年3月16日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 自分こうゆう純粋なの好きなんです!!読んでてすごく良かったです!! (2020年3月15日 15時) (レス) id: bb7087dd1f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 饅頭さん» ありがとうございます…!!感動していただけたのがとても嬉しいですヽ(;▽;)ノ (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!にやにや(*´∇`*) (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2019年12月6日 11時