【HQ】日向翔陽と私 。２【日向翔陽】

無事だった　日向side ページ24

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「よかったぁ〜…」


バスに揺られる中、届いたメールは

【 A今起きたよ、大丈夫 】

という研磨からのメッセージ


Aが倒れた時は心臓がバクバクで
今もメールが来るまでひんやりと冷や汗が伝っていた



「A、今起きたみたいです」


烏養監督とみんなに伝えると
みんなの安堵の声が聞こえる








Aが目を覚ましたことで安心したのか、
ウトウトと眠気が襲う







『翔陽と両想いになれますように、
　なんて願ってたら怒る？』







あの時Aに言われた言葉が
じわりじわりと熱を帯びながらリピートされる





あれは、告白…？







「お前何ニヤニヤしてんだ」

「えっ」


隣に座る影山にそう言われてから初めて
自分がニヤついているのに気づく


「に、ニヤニヤしてた！？」

「おう、気持ちわりーからやめろ」

「影山くんは暴言言わないと死ぬんですか！？！？」



少し恥ずかしくなり
俺はシューズの入ったバッグに顔を埋める




「…まあ。よかったな、」

「何が！」

「A」


そう言う影山は頬をポリポリと掻いている



「そうだな！」



そんな影山を見て
とりあえず、Aが無事だった事が
今は一番に喜ぶべき所だったと気づいた

あの続きは、いつでも聞けるし。





早く明日にならないかな。





そう思いながら、ゆっくりと眠りについた

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