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松川「桜田さんの家はこっち?」
「うん、そうだよ」
松川「分かった、話しするついでに送るよ」
「え!?い、いいよ!?悪いし…!」
松川「いいからいいから。俺がそうしたいだけだし」
「そ、そうなの…?」
改めて、横に並んでみると
身長高いし意外に体つきガッチリしてるなぁ…
松川さんに抱きしめられたりなんかしたら…
あ、やばい。死ねる。
松川「桜田さん、」
「は、はい!?」
松川「連絡先、交換しようよ」
「…へ?」
レンラクサキコウカンシヨウ?
「えっ!?!?松川さん!?!?」
松川「あ、嫌だった?」
「い、いや!?嫌じゃない!!!」
松川「?」
「その…ど、どーして私の連絡先なんて…」
松川「いや、桜田さん面白いし、
仲良くできたらなって。」
『てゆうか、話す前から話してみたいって思ってた』
と、松川さんはそう言って微笑む。
「私も、ずっと、仲良くなりたいって思ってた…!」
思わず、松川さんの腕を掴み 私もそう口走る
嬉しくて、顔が熱い。
松川「…!!」
松川さんは目を見開いて私を見つめる
「って、うわあ!!ごめん、腕掴んで…!!」
びっくりさせてしまったかと思って
腕を掴んでいた手を離す
松川「桜田さんてさ、下の名前、なんて言うの?」
「え…?えっと、A」
松川「じゃあ、Aちゃんって呼んでもいい?」
「う、うん!!!」
松川「俺は一静って言うから。好きに呼んで」
「じゃあ、私も一静くんって呼ぶ!」
私がそう言うと、
松川「わ、」
と、松川さんは口を手で覆いながら声を零す
「?」
松川「なんか、一静くんって呼ばれる事ないから
すげえ新鮮だわ」
そう言って笑う松川さん
「すぐ慣れるよ、きっと」
松川「じゃあいっぱい呼んでね、Aちゃん」
「よ、呼ぶ…!」
松川「そういえばさ、いつもバイト何時までなの?」
「22時だよ?」
松川「えっ、遅いじゃん。大丈夫なの?」
「うん、家も近いし…大丈夫だよ!」
松川「いやいやいや、危ないよ」
「でも、早く帰る訳にもいかないから…」
松川「…じゃあさ、」
松川「俺、バイトの日家まで送るよ」
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月花(プロフ) - まっつん……キュン (2021年7月24日 11時) (レス) id: de8b53d880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2020年1月25日 10時