【HQ】常連さん【松川一静】 (ページ10)

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松川「…え、桜田さん？」

「あ、はい…」

松川「桜田さんって青城の生徒だったの！？」

「いや、違くて____」

澤村「お！桜田！来てくれたのか！」

「澤村！」

後ろから、澤村の声がして振り向くと
烏野バレー部が勢揃いしていた

松川「…？烏野高校の生徒なの？」

「そうなんです」

松川「そっかそっか。今日は応援？」

「そ、そんなところです！」

菅原「え、何何？桜田応援してくれんのか？」

「うん！」

応援、というより
松川さんを拝みに来た、なんて言えない。

松川「へぇ。なーんだ」

「あ、で、でも。」

松川「？」

「松川さんも頑張ってください！」

松川「ライバル応援するんだ、」

「あっ。」

松川「やっぱり桜田さんは面白いね。
　うん、ありがと。頑張るわ」

そう言って松川さんは練習に戻っていった

澤村「やっぱり、あいつが松川か～」

「さわむらああああ！やばい、話せた！！」

澤村「よかったな」

菅原「え、なんで知り合いなんだ？」

「かくかくしかじか」

菅原「ほぇ～。桜田あーゆうのタイプなんだな」

「色気に負けましたすいません」

菅原「お前らしいな～」

澤村「だな」

菅原と澤村はそう言って笑う

はッ、と我に返り澤村と菅原の後ろを見ると
見慣れないバレー部員達がいた

みんな黒いジャージだからなのか、
結構な威圧感を感じる。

私がチラチラ部員を見ていると

澤村「あ、全員見るの初めてだったか？」

澤村がそう言う

「初めてだしみんな大きいね～…」

私がそう言うと

菅原「ほんとだよ…」

と、何故か菅原が悲しそうに答えた

確かに、普段身長低いなんて感じない菅原が
ここに居ると低く見える…。

私はそっと菅原に「ドンマイ」と言うと

「菅原さんで低かったら俺…」

と、菅原の後ろからワナワナとする声が聞こえてきた