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「純ちゃん、本当に今日練習試合だよね?」

純「あー、なんや吹部の練習も兼ねてるらしいねんで」


練習試合を見に来たと思ったら、ギャラリーの一部を陣取る吹奏楽部達。
バレー観戦などした事が無いのだが、これが普通なのだろうか。

そして練習試合にも関わらず、ギャラリーの多さに驚く。
さすが強豪。きっと他校から視察に来てる人も多いのだろう
 



…と、思ったんだけど






「純ちゃん、あの侑、治ってうちわは販売してんの」

純「ファンの手作りやな」

「ファンやべえ!!!」
 




若い女の子がやたら多いと思ったら宮ツインズのファンだったんか!!
そうか、そうだった。あいつらモテるんだった。

「他校のマネージャーかな?それにしても多いな」なんてアホなこと考えてたわ!




純「お、出てきた出てきた」

「ユニフォームじゃないんだね」

純「練習試合やからちゃう?」



ぞろぞろと出てくる稲荷崎組。
それにしてもデカい人ばっかりだなぁ。
わ、侑と治くん遠目からだと見分けつかなっ!



「…なんとなく頭明るい方が侑か…」

純「なんかハゲとるみたいやな」

「ブッwwww」


そんな会話をしていると侑と思われる方がこちらを向き、手を振ってきた。


「聞こえてはないと思うけどタイミングよ。」

純「それな」



軽くウォーミングアップを済ませ、試合が始まる

相手は大学生だろうか?稲荷崎(こちら)よりもデカいような気がする


サーブは稲荷崎側。

初っ端から侑のサーブだ。



「なんかドキドキする」

純「恋?」

「どっちかというと動悸」



そんな事を話していると、いきなり吹奏楽部の演奏が始まる。

突然すぎて心臓が痛い。寿命縮まったなこれは。


シュルル、と侑がボールを回す。
「よーしやるかぁ」とニコニコしている侑を見て楽しそうだなぁと思って見ていると、

彼が挙げた拳を合図に、会場が静まる




え、と思った瞬間
ボールが宙に浮き、体も宙に浮く






ズダァンッ‼






彼の力強いサーブが相手のコートへ落ちてゆく

見事、サービスエース。





「わ、何。何なのあれ。めっちゃカッコいいじゃん」

純「この宮くんは推せるよなぁ」

「何でだろう、何でこうゆう時にあいつがクソしょうもない下ネタ話して笑ってる所を思い出してしまうんだろう」

純「やめろや今ので台無しやわ」

「ごめん侑」



そう言うと、侑がこちらを向いてピースサインを送ってくる。

何も知らない侑。ごめんな。

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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月5日 9時

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