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「治くん、あれ侑だよね?」
治「せやで」
よく侑は校内人気No.1と私は言うけれど
時々一緒に居すぎると忘れてしまう。
侑が言葉に出さないだけでこんなこと日常茶飯事なんだろうな。
治「なんや自分随分食い気味やな」
「ねえ治くん」
治「ん?」
「あの子と侑が付き合ったら、私は今みたいに侑と仲良くしちゃいけないのかな」
治くんを見ると、彼はキョトンとした顔をしている。
治「Aちゃん、それどうゆう意味で言うとるん?」
不思議そうに私にそう聞く
「私ってさ、侑と結構仲良いと思うのよ。でも、結局こうゆう男女の友情ってどちらかに恋人が出来たらその時点で終わりじゃん?なんか寂しいなって」
私が本音を漏らすと、彼は笑った
え、今笑うとこあった?と言えば、治くんは「後ろ後ろ」と指を差す。
「何?後ろに何か____」
侑「よおA」
「オワーーーーーーーッ!?!?」
思わずひっくり返る。
まさか今の聞かれたわけじゃ
侑「フッフ、お前そんな事思っとったんか」
聞かれてたーーーーーーー!!!!
「穴があったら入りたい」
治「ほい、穴」(両腕で輪を作る)
「スボッ」(顔を入れる)
侑「何しとんねん」
「侑、ごめん私なんかが仲良しだなんて痴がましい事を…」
侑「普段俺の彼女やほざいてる奴が何言うとんねん」
「いや、あれはね?ほら冗談てわかるじゃん…でも侑居ないところでこんな事を言ってたら流石に引かない…?引くよね…?」
侑「引かんわ」
「いや好き…」
侑「逆にそれを恥ずかしがった方がええで」
「アッハイ」
治くん力作の穴から抜け出し、さっきまで侑らがいたところを眺める。
そういえば、告白はどうなったのか。
侑「あぁ。断った」
「マジか。結構可愛かったじゃん」
侑「言うてるやろ、俺はバレーが彼女やって」
「そうだけどさ、もったいないなぁ」
侑「アララ?さっき自分が言うたセリフを忘れたんですかAサン?」
「治くん穴ーーー!!!」
治「ほい」
「スボッ」
ああ。完全にしくった。
弱みを握られた。おしまいだ。
侑「まぁあと、俺と仲良くしたい喧し宮城県民もおるし?今は彼女作る気ないわ!」
ニッコリと笑ってそう言う彼。
なんだかその言葉に心が跳ねた。
「ぷ、侑最高かよ。お前の青春、私で潰してやるわ!!」
侑「それは困るわ〜」
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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
い - 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2020年6月5日 9時