【宮侑】幼馴染みに恋をしたい２【宮治】

53 ページ3

.





_____..



「びっ、」


「びっくりするやん！あんた今のプロポーズやで？？」



あっっぶね〜！！！
おいこらイケメン。イケメンって事を理解した上で発言しいや。恋に落ちる音聞こえそうやったわ。



「あーでも、あたしから言ったからあたしがプロポーズしたみたいになってんな…」


治「あかん、」


「ん？」



治「めっっちゃ無意識やった…」





ﾄﾞｷ､





…は？？？？？




え？




は？？？？？(二回目)







「む、無意識って…」


治「あー、いや、ちょっと…」


「どうしたん？」


治「あんま、こっち見んといて…」


「え、」






耳を真っ赤にしたサムがあたしに背を向ける

ドクドクと、脈打つ心臓









きっと、あたしの耳も顔も真っ赤だ









__ｶﾞﾗ、







北「おはよう」


治／A「うわぁ！？！？」





北「何やそないに驚いて」

「あ、あはは…北さんおはようございます」

治「おはようございます、」

北「おはよう、何や治。早いやないか」

治「手伝いしようと思うて…」



ちらりと時計を見ると6時半、
北さんも30分早いって事は見に来てくれたんやな。


北「おにぎりと味噌汁と目玉焼きと野菜の肉巻き…」


朝ごはんの献立を見てウンウン、と頷き「おいしそうやな」と言う北さん。



「あ！北さん見てください！これサムが握ったんですよ！むっちゃ綺麗ちゃいますか！？」


そういえばと思い、サムが握ったおにぎりを北さんに見せる


北「おー、よう握れとるなあ。綺麗や」

治「いやあ、それほどでも〜」

「あたし、将来サムが開くおにぎりの店で働くんです！」

治「まだ決まってないやろ！」

「あたしは決めた！！」



北「楽しみやな、」



北「じゃあ俺は将来農業を継ぐから、その店に作った米を卸すわ」





真面目な顔してあたしたちの話にノッてくれる北さん。

ホンマにええ人や。








「北さんの作る米なんかめちゃくちゃうまそう…！」


治「米粒の形、全部揃ってそうやな…。」

54→←52 治視点

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す