・私の事 ページ6
そんな
相思相愛の両親の元私は産まれた…
それなりに幸せだったの とても
日光には少し弱いけど…
眠気が凄いけど…
体の成長が遅いけど…
そんなこと忘れるくらいに 幸せだったの。
いつまでも老いることの無い 綺麗な母様
年々シワが増えていく父様
子供であっても違和感を感じざる負えないじゃない？
ちょうど十 の頃に聞いたの
「ねぇ母様…母様はどうしてそんなにも美しいままなの」
父「話す時が来たようだね」
母「えぇ……」
私は全て全て聞いた。
私は人と鬼の子だったらしい…びっくりだわ
ちなみに私は生きている歳の5歳ほど若い見た目なのだと言われた。
確かに
5歳になって頭で考えてること沢山あったのに
寝たきりだったわ…おかしな話ね。
私みたいな半鬼 他にもいるのかしら…
いたらいいな。
でも、私は…私たち家族は 鬼によって引き裂かれた…
私の恨みの対象は 鬼 絶対に許さない。
なぜ平凡な暮らしを最後まで送らせてくれないの…
あの日私たちを襲った 非道の鬼を倒す
私の生涯は その気持ちでいっぱい。
だから今はただ……
この降りしきる 雪の中を 他の鬼の
気配・匂い・音 をたどって行くわ……
ただただ
仇討ちのために
続く
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作者名：ミジンコになりたい… | 作成日時：2019年10月6日 23時
