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□芹沢side ページ15

「「終わったーーっ!」」


鳴「お疲れー」




はい。と先生はグッタリと座っている俺たちに
冷たいものを渡す。


「アイスーーっ!!」

鳴「約束どーり」

「わーい!」


アイスを見れば、
両手をあげて喜ぶA。







芹沢「子供だな…ホント」

鳴「はい。芹沢も」

芹沢「う、うす……」

鳴「くっ…笑笑」



照れながらアイスをもらう俺を
口元を覆いながら笑う先生。


素直じゃないな!なんてヤジを飛ばすA



うるさいなー。ほっとけ。





「あ。そのアイス美味しそう」

芹沢「いる?」

「いや!いいよ」


ホントは欲しいくせに。
素直じゃないのはどっちだよ…笑



良心と悪戯心を込めて
俺のアイスをAの口に突っ込む。



「ひょっと!ふぁにふんの!」

芹沢「欲しいんだろ?」

「んぅ、………………………………お、おいひ」

芹沢「だろ?って、なに赤くなってんの」



Aを見ると
口いっぱいに頬張った頬が
赤くなっていた。


「し、知らない!」

芹沢「えー。気になる」

「こっち見んなバカ!」



顔を見ようとすると、そっぽを向かれ
こっち向いて。と言っても
「いや!」の一点張り。



そんな様子を見ていた先生が
クスクスと笑い始めた。


芹沢「なんだよ?」

鳴「いや、可愛いなーって」

「っ!!」


さらに赤くなるAの顔。



鳴「関節キス!………でしょ?笑笑」

「もーーっ!!なんで言ったのーーっ!」

芹沢「はっ!?」


鳴「あー、可愛い恋愛!」

「そんなんじゃないし!」

芹沢「なっ…おま………」



だって始めてだし。
少し涙目のAは、口を尖らせてそう言った。



芹沢「………………っ」

破壊力バツグン。
今、俺の心は鷲掴みされました。




鳴「へー、逢田は芹沢が…」

「そんなんじゃないって!!」









俺を、男として意識してくれている。
それだけで嬉しかった。すごく。


でも、
それよりも、何よりも。



先生の顔が一瞬。

笑ってないように見えたのが気がかりだった。

□→←□



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shinox2(プロフ) - 鳴ちゃんのお話しで泣きたい気分でした。今割と号泣です(T0T) なんときっちり3年前の作品みたいですが更新して頂けるとありがたいです。 (2018年9月16日 22時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 前の垢で読んでてすごく好きで、やっと見つけてまた読み返しました!…終わりですか?とても好きですこの作品、大変だとは思いますが…待ってます! (2017年5月8日 19時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
成宮 - 更新、頑張ってください! (2015年12月1日 20時) (レス) id: e03554ce3e (このIDを非表示/違反報告)
MyTpcqJksZoBADo(プロフ) - すごく上手です…!! 次の更新楽しみにしています!!! (2015年11月12日 17時) (レス) id: 27c955657d (このIDを非表示/違反報告)
漬け物 - ほんとにおもしろいです!!更新楽しみにしてます!! (2015年10月28日 21時) (レス) id: 2245f77fd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももたん | 作成日時:2015年7月26日 10時

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