Ｐｒｏｌｏｇｕｅ ページ1
｢めー!!キャッチボールしよ!!｣
12歳。
まだ中学生になったばかりの私は
友達が少なくて、いつも鳴の家に行って
キャッチボールをするのが日課だった。
今日も鳴の家の窓から、
覗き込み、寝転がって漫画を読んでいる
鳴に声をかける。
鳴｢やだ！A、相手にならないもん｣
｢ひどっ！？いいじゃんっ！勉強教えたげるから！｣
鳴｢天才だからって、調子にのっちゃって｣
｢めーだって、キャッチボールの天才じゃん｣
鳴｢俺が、調子のってるって言いたいの！？｣
｢だって、そうじゃん｣
何を言っても、誘いを断る鳴。
ホント、昔っからわがままだよね!!鳴って!!
小さいころだって、
おもちゃ貸してくれなかったし、
今だって、
キャッチボールしてくれないし。
｢まぁまぁ、そのくらいにしといたらー？｣
突然、後ろから知った声が聞こえ、
振り向くと
御幸｢やっほ。遊びに来た！｣
バットとグローブを持って
ニッと笑うかず君がいた。
｢かず君、聞いて!!めー、酷いんだよ!!｣
鳴｢かずやー。キャッチボールしよー！｣
｢あっ！！何でかず君とはするのさ!!｣
鳴｢だって、一也上手いし｣
御幸｢そーそ！おれ、上手いし♡｣
｢チビのくせに………｣
かず君ばっかり、私には持っていないモノを
持っていて、羨ましかったのかもしれない。
私は無意識に呟いていた。
御幸｢んー？何？かっこいいって？｣
｢ーーー！！ムカつくっ！！｣
鳴｢一也!!行こっ｣
御幸｢おう。じゃーな♡｣
｢もう知らない！
２人とも、顔面にボールぶつけちまえ!!｣
そう叫ぶと
あーあ、怒った。
なんて言う鳴に腹が立って、
腹が立って
私は悔し涙を流しながら
２人に背を向けた。
こんな小さなことで、ケンカするなんて。
情けない。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*
相田 A………夢主
12歳。
鳴と一緒の中学校。
最近、鳴がそっけなくてイライラしている。
顔は整っていて、頭もいいけど
短気な性格ため……一部からは怖がられている。
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shinox2(プロフ) - 鳴ちゃんのお話しで泣きたい気分でした。今割と号泣です(T0T) なんときっちり3年前の作品みたいですが更新して頂けるとありがたいです。 (2018年9月16日 22時) (
レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 前の垢で読んでてすごく好きで、やっと見つけてまた読み返しました！…終わりですか？とても好きですこの作品、大変だとは思いますが…待ってます！ (2017年5月8日 19時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
成宮 - 更新､頑張ってください！ (2015年12月1日 20時) (レス) id: e03554ce3e (このIDを非表示/違反報告)
MyTpcqJksZoBADo(プロフ) - すごく上手です…！！ 次の更新楽しみにしています！！！ (2015年11月12日 17時) (レス) id: 27c955657d (このIDを非表示/違反報告)
漬け物 - ほんとにおもしろいです！！更新楽しみにしてます！！ (2015年10月28日 21時) (レス) id: 2245f77fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももたん | 作成日時：2015年7月26日 10時
