N.3 ページ7
週末の夜。
｢はぁ…｣
いつまで待っても連絡がこない。
もうこんな状況慣れたけど。
ホントに仕事なんだよね？
｢もーいいや。寝る。｣
独り言をつぶやいてベッドに入る。
カタッ…
隣の部屋から物音が聞こえた。
ニカちゃん、まだ起きてるのかな？
【コン、コン……】
思わず壁をノックしてしまった。
私、何やってんの！
【コンコン…】
！？
ニカちゃん、やっぱり起きてる！
自分からやっておいて隣の部屋から聞こえた予想外の反応に驚く。
【コンコンコン…】
私も反応を返す。
【コンコンコン…】
何やってんだろ…とか思いながらも、少し楽しくなってきた自分がいる。
【コンコンコンコン】
【……】
あれ？寝た？
【ピンポーン…】
えっ！？こんな時間に…
と思いながら玄関まで行ってスコープを覗く。
うっすら予想していた通り、仏頂面のニカちゃんが立っていた。
【ガチャ…】
｢ニカちゃん！ごめんね！｣
てっきり叱られるのかと思ったけど、そこには心配そうな顔に変わっていたニカちゃんがいた。
｢A、どした？｣
｢えっ？｣
｢なんかあった？｣
｢いや、なんも…ない。｣
｢ホントに？｣
｢うん、大丈夫。ごめんね。
ちょっと出来心で…｣
｢いや、別にいいんだけどさ。
なんかあったのかと思って｣
ニカちゃんは案外鋭いから必死にさっきまでの萎えてる気持ちを隠した。
｢ニカちゃん、まだ起きてたんだね？｣
｢あー…いつも遅いから。
てか、Aこそ。
寝れないの？｣
｢うんーなんかね…｣
｢じゃあ話そーぜ｣
ニカちゃんがズカズカと部屋に入ってきて、うちのソファーにダイブした。
ま、いっか。
どうせ寝れないし。
明日は仕事もないし。
｢こないだのすべらない話、観た？｣
｢あー…たしかその日残業だったから観れてない…｣
｢マジ？すげーおもしろかったのに！｣
｢観たかったな〜｣
｢録画してるけど…｣
結局ニカちゃんの部屋に移動。
2人で録画したバラエティ番組を観ていたら、だんだんと眠くなってきた。
｢ニカちゃん〜私そろそろ…｣
ふと隣に目をやるとぐっすり眠ってるニカちゃん。
寝ちゃった…どうしよう……
｢しょうがないよね｣
言い聞かせるように呟くと私もブランケットを被ってソファに横になった。
寝ているニカちゃんを置いていくなんてできないし。
みっくんに言ったらどんな反応をするんだろう…
怒るかな？
それとも…
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ゆな(プロフ) - こんにちは☆みっくんと別れたのはびっくりでしたが、各メンバーとのストーリーも読んでみたかったので面白いです(^^) (2019年2月25日 17時) (
レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おしむ(プロフ) - another story出してほしいです！！ (2019年2月14日 17時) (レス) id: 715f7ee14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：molu | 作成日時：2019年2月13日 22時
