5話。 ページ6
_
___
「…おい。聞こえるか？」
彼らを見送った後、ふと 聞いた事のある声が聞こえてきた。バレないように周りを見渡しても彼以外に人はいない。
だれ 怖
「さっき会ってた要だ。察しろ。
声は出すな。考えるだけで話せる。」
そんな無茶な言い分ありなのだろうか
この人と会ったのも夢ではなかったらしい。
「ありだよ。一応言っておく
お前が轢かれた時に近くにいた女、お前のことを緊急室の前で待ってる。」
明日香だ、会いたい、無事だったんだ
「…あぁ。…他に聞きたいことはあるか」
明日香に怪我は？無事なの？
あと、ここは本当に学園アリスの世界なの？
私は轢かれて死んだの？
「怪我はかすり傷程度だ。近くにいた人が腕を引いてくれていたらしい。一応 お前の腕も。
学園アリスの世界で間違いない。まだ治療中、としか言えない。今のお前にできることはルールを守る他はない。」
そっか、
私がやるべき事があってここの世界にしたの？
「いや、特にはない。過ごすなら好きな世界の方が良いだろう。強いて言うなら今を楽しめ」
ありがとう、ございます。
__
_____
彼らが立ち去ったあと、一緒に残された1人の男性は割れて散らばった窓ガラスを片している。
そんな彼を横目見ていると、事故の後に会った要さん(？)と頭の中で会話が出来た。初めての経験すぎて少し怖かった上にお礼言った途端会話ができなくなった。
明日香の無事が知れただけでも大きな収穫ではあった。
本当にしばらくはこっちの世界で楽しんでも良いのだろうか。
そんなことを考えながら 再び割れた窓ガラスを片している男性を見る。顔が良い。
岬先生、と呼ばれていたしおそらくそうなのだろう。
あまりに似ている人が多すぎる。要さんの学園アリスの世界だと言った言葉を信じる他ない。
人の顔の鑑賞や、思考の整理をして1時間くらい立った頃。
先程立ち去った先生が帰ってきた。
「じゃ、行くよ。岬先生も一緒にお願いします。」
前に髪の長めな先生、後に岬先生に挟まれて校長室に案内されている。連行と言っても相違ない。
校長室かぁ…
トリップ確実だし会いたくは無いよね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楓薫(プロフ) - 皆様 > コメントありがとうございます。皆様のアドバイス、激励を糧に今後も更新して参ります。何卒、今後ともよろしくお願いします。 (2023年2月7日 2時) (
レス) id: 550210080a (このIDを非表示/違反報告)
楓薫(プロフ) - Teke Raさん» こんばんは！わざわざ時間作ってまで読んでくださりありがとうございます！！感動で涙でそうです！w更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 1aeda7d9fb (このIDを非表示/違反報告)
Teke Ra(プロフ) - そうなんですね！最初から読みます！！更新楽しみにしてますね！ (2017年7月26日 19時) (レス) id: 8ce3839a41 (このIDを非表示/違反報告)
楓薫(プロフ) - マリさん» はじめまして！気付くのが遅くなってしまい申し訳ございません！ コメント、閲覧ありがとうございます！落ち希望をいただいたキャラとの関わりも増やして行きたいと思いますので今後とも宜しくお願いします！！ (2016年10月23日 17時) (レス) id: 1aeda7d9fb (このIDを非表示/違反報告)
流風(プロフ) - 小説読みました！とても楽しいですね(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))更新期待せしています！頑張ってください*\(^o^)/* (2015年8月26日 14時) (レス) id: 46dcb22892 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
