長居 ページ8
「ありがとうございます、先生。私の写真、どうでした?」
「ジャケット写真として、申し分なく出来ているね」
「ジェジュンが全部撮影の指示をしてくれたんです。セレクトも編集もみんな彼がやったから、私はただの撮影係でしたけど」
「いやいや、それは謙虚すぎる。Aさんの技術がないと、あんな風には撮れないよ」
「お世辞でも嬉しいです、先生」
「お世辞なんて言ってない。初めての大仕事で緊張しただろうに。プレッシャーも半端なかっただろう?頑張ったね、Aさん」
「ありがとうございます… 先生…」
私は胸がいっぱいになってしまった。
「遅くなってしまったけど、ジェジュン君にもニューアルバムリリースおめでとうって伝えておいて欲しい」
「はい!もちろん!!「感激です。きっと、ジェジュンすごく喜びます。サインもらってきますね」
「嬉しいねえ。こう見えて、僕はけっこうミーハーなんだよ」
「あははっ 先生はどの曲が好みですか?」
「僕?そうだなあ。どれも好きだけど、Rotten Loveはなんだかぐっとくる。切ない感じがいいね」
「同感ですよ、先生。私も好きな曲です」
先生はもう1枚持ってきて、ジヒョンさんにもプレゼントしていた。
「ジヒョン君もジェジュン君のファンなんだよ」
「ほんとですか?」
「ええ、音楽のジャンルは違いますけど好きですね。何より、声がいい。歌が上手いですよ。彼、ジャズは歌わないのかな」
「どうでしょうねえ。ジェジュンはとっても器用だから何でも歌えると思うけど…」
「是非、ジャズも歌って欲しいなあ。きっと大人の雰囲気でかっこいいと思います。彼、英語の発音もきれいですよね」
ジヒョンさんがそう言ってくれたので、自分のことのように嬉しかった。
明日の朝は早いというのに、かなり遅くまで長居してしまった。
先生の家はなぜか居心地がいい。
先生の人柄にも関係があるのかもしれなかった。
129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexis(プロフ) - 桃子さん» なるほど!さすがです!キシャラギくん(≧∇≦)b (2019年5月15日 12時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» クレカのサインのことはすっかり忘れてました〜 主人公は外国によく行くからサイン慣れしているはずなのにね。たぶん、如月君は日本語のサラサラサインを考えてくれたのかも。 (2019年5月15日 8時) (レス) id: 540ae2064d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - サイン…て、カードとかの支払いですることありますけどもージェジュンさん?ヒロインはきっと筆記体でサラサラっと書いちゃったんですねー (2019年5月14日 20時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» 引っ越しの後片付けで終わりましたチーン(-ω-;) 更新、嬉しいです♪ 妄想…物語。。。素晴らしいストーリーを読んでると毎回、思いますよー想いは真実を引き寄せる…と。現実から目をそらせないほどの信ぴょう性……妄想は想像を超えていきますから! (2019年5月11日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - 桃子さん♪お返事有難うございました~♪アナザ~スカイ観てました!(笑)JJ が春の桜より眩しかった!(笑)もって生まれた愛されキャラで何もかも上手だけれどそれ以上にブレることなく謙虚に努力し続ける姿がより眩しい人!輝き続けるJJ万歳! (2019年5月10日 23時) (レス) id: 1d7062e30d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桃子 | 作成日時:2019年4月20日 0時