【我々だ】処刑は嫌なので忠誠を誓います (ページ3)

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目が覚めると　　３話ページ3

？「オイ、さっさと起きろや！」

ガツンとした衝撃が私を襲った

A「～～ッ！」

口内には鉄の味がする

そうか、殴られたのか

そう理解するのには時間が掛かった

恐る恐る目を開けると
この悪趣味な部屋には似つかわしくない
端整な顔立ちの連中がいた

A「....何処ですか？此処は」

？「はぁ？お前、まずは命乞いやろ！」

出来るだけ刺激しないようにした
つもりだったんだけどなぁ

何故かキレているサッカーユニフォームの少年が私の髪の毛を掴もうとする

？「待て、コネシマ」

コネシマと呼ばれた少年は
小さく舌打ちをして、後ろへ下がっていった

彼が下がったことによりとある人物が見えるようになる

その人物を目にして、私は息を呑んだ

グル「初めまして。
私は我々国総統グルッペン･フューラーだ」

暗殺対象だったため、写真は見せてもらったが
それ以上に端整な顔立ちをしていた

グル「早速だが、君に仕事を頼もうか」

A「仕事...ですか？」

尋問じゃあないのか？

でも、確かにその為だけに此処に来るのは可笑しい

グル「そうだ、君には今からα国へ戻って国王を暗殺して来て欲しい」

A「ちょっと待ってください、
私は暗殺専門の役割じゃ」

グル「それが出来ないのならば、君を今すぐ
拷問に回すことになるが？」

拒否権は無いんだ...

グル「どうするんだ？選択は自由だゾ？」

A「...分かりました。だだ、一つ質問して良いですか？」

コネ「お前、自分の状況分かってないんか？」

うっさいわユニフォーム！

こっちにも人権てモノがあるんですー！

ひ弱そうな見た目してる癖に

グル「あー、言葉に出てるゾ」

え？

連中を見ると大笑いしてるヤツもいれば
笑いを堪えているヤツもいる

あ、これはやったかもしれん