【我々だ】処刑は嫌なので忠誠を誓います (ページ17)

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最恐　　15話ページ17

急所を狙いつつ鎌を振り回す

辺りに鮮血が舞う

「クッ、化け物め！」

武装した奴が斧を振ってくる

ステップを踏んで躱す

振り向きながら鎌を振ろうとしたが、何処からか銃弾が飛んでくる

銃弾が狙ったのは私...ではなく斧を振った奴だった

見事に弾が命中する

(あの弾何処から飛んできたんだ？)

残りの護衛を片付けながらそう考えていると
インカムからショッピさんの声が聞こえる

ショ「Aさん大丈夫でしたか？」

なるほど、さっきの弾はショッピさんが打ったものだったのか

それにしても凄いな

ショッピさんが待機していた建物からここまでは結構な距離があったはずだけど

A「はい、おかげさまで」

ゾム「ショッピお前卑怯や！こっちは暴れるの我慢してるっちゅーのに！」

チラッとゾムさんの方を見るとプンプンと効果音が付きそうな感じで怒っていた

思わず笑っているといつの間にか護衛を片付け終わっていた

A「あれ？いつ終わってたんだ？」

人数が少なかったのかな？

らだ「いや、それはAが規格外なだけ」

苦笑いをしながら言っていた

A「ロボロさん、任務完了したんでそっちに戻っても良いですか？」

ロボ「早っ！何したらそんな早よ終わんの？
...まぁ、終わったんなら別にええか。分かった、馬車準備しとくからそれまで荷物の準備してて！」

A「はーい」

インカムのスイッチを切る

スイッチ切らないと会話が筒抜けだからね！

ゾム「じゃ、俺もAの部屋で待っとるわ！」

A「あ、分かりました」

らだ「え、ねぇちょっと待って、状況理解してないの俺だけ？」

A「あぁー、らだには何も話してないもんね。とりあえず部屋来て」

らっだぁに手招きをする

らだ「部屋行ったら話してくれんの？」

A「当たり前じゃん！だってらだは私の
初めての大事な部下だもん！」

らだ「そうだね、大事にしてよ？」

A「任せとけ！！」

ゾム「俺完全に空気やん」

ボソッと呟いたその一言は二人に届いて
いなかった