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真実 30話 ページ34

貴女said

28話の続き



A「私が中庭で暴走した時に、身体を取られて、」


その時の事を考えると不安になる


それに合わせるかの様に呼吸がどんどん荒くなる


A「ハアッハアッ」


終いには呼吸すらもキツくなっていった


ペ神「過呼吸だ!」


深呼吸して、と言われ出来るだけ力を抜く



エミ「大丈夫ですか?」



エーミールさんが背中を摩ってくれる



途端、背中にピリッとした痛みがはしる



A「ッッ!」



何かを察したのか手を放す



エミ「す、すいません!痛かったですか?」


呪いの部分に触ったから背中が痛かったのかな?


それに、なんだか申し訳ないなぁ



A「いえ、大丈夫です!」


エミ「良かった...」









ふと時計を見ると、目が覚めた時から10分
経過していた



『長くて10分だ』



その言葉が私に纒わり付く








胸の辺りに違和感を感じた


(!また身体を取られる!)


A「嫌っ!!」


思わず声に出してしまった



周りはどうした、と心配してくれていた


強ばっていたのとは反対に、脳内に優しい声が響く






『A!』




A「レナっ!」





反射で立ち上がってしまった


変な目で見られてるのはしょうがない



『A、手を前にかざしてくれない?』


意味が分からなかったがとりあえず言う通りに
手をかざした




手をかざした先が白い光に包まれて人形になり、顔もはっきりとしてきた (↑ひとがた)


そしてその人形の正体は、





A「レナっ!」



我ながら物凄い勢いで抱きついたと思う


だってほら、お兄ちゃんまでもがドン引きしてるもん







レナ「A、本当にごめんなさい」



よく見るとレナは半泣きだ



A「どうしたの?」



レナ「あのね、Aの身体を使ってたのは、私なんだ」


その瞬間、半端ない位の殺気がレナに向けられる



A「嘘、でしょ?」



私はレナの言う事が信じられなかった

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笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます!初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです!もっと上手く小説が書けるように頑張ります! (2021年8月12日 19時) (レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます!投稿頑張ってください!! (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:笹だんご | 作成日時:2021年8月10日 16時

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