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5話 守ってあげるから、私を応援して ページ7

ネルが怖いほど足踏みをしていた。

ヤバい、帰らなきゃな…

この感情もネルの足踏みも一瞬のうちに途絶えることになった。

「きゃああぁぁぁぁぁあぁあーーーーっ」


女性の悲鳴と同時に

誰かが地面に崩れ落ちた
その近くに走り去る男

走り去る男の頬には

桃色の翼のタトゥーが入っていた。

どこがで見た気がする…

「ね…え、ミクリア。あれってタヒんでるの?」


少々、驚きを隠せないネルビスは私の服の裾を掴んでいた。


「わ…わかんない…」


だが、私たちが戸惑っているのを裏腹にハミカとミユキは崩れ落ちた人に近づいて行く。


「……タヒんだ。」

ハミカがそう言って、

ゆっくり遺体から離れた。

「ハミカ…さっきの男って…」


ミユキがいきなり険しい顔をしたので、ネルビスは苦笑いをしていた。


「アルカ…あれはアルカのタトゥーです」


この時、私ははっとした
あ、アルカーーー

あの盗賊団のリーダー、アルカの一員なの?

「ねぇ、ミクリア。アルカって桃色の翼の…」


やっぱりネルビスも

知ってるんだ

さすがお嬢様


「うーん…彼奴の逃げた方向からしてヴァバルバリの村に逃げたかしら?」


ヴァバルバリって…

私たちの村…

「ね、ネルビス!急いで帰らなきゃ。」

「ば、馬鹿!ヴァバルバリにいるから此処に残るんでしょうが!」


ネルビスの言うとおりであった。だけど…何故か好奇心がわいてくるの。


「もしかしてヴァバルバリは貴方たちの村なのかしら?」

「はい。だから帰りたくって…」


「ねぇ、ハミカ。私たちはこの娘たちの護衛をしましょうよ。この娘たちだけでは危ないわ」


ハミカは少々悩んだ末決意をした。


「いいわ。貴方たちをヴァバルバリまで護衛しましょう。」

「え?いいんですか?」

「私の大ファンだしさ」

6話 黄緑の娘って誰?。あの小説の娘?。いや、違うけど、→←4話 足踏みは帰りたい証拠なのよ。分かりなさい


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笹原楓 - 面白いけど、ルカの扱いひどいと思います。ルカ、かわいそうだし、だれかと、恋仲にんあたらなーって。特に、がくぽとか (2016年5月12日 20時) (レス) id: 972dfa3b83 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» (-^〇^-) (2012年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» 顔文字可愛いよ(笑) (2012年8月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 今木…どうかしたの…? (2012年7月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
今木 - 健音モモカさん» そうか…ならいいんだ。 (2012年7月30日 20時) (レス) id: 6acdf23370 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:健音モモカ | 作成日時:2012年7月16日 19時

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