１４話 未来の生贄。魔術第三強末ノ術式。まだ予知せぬ未来。 ページ16
そしていよいよ朝を
迎えた。
朝日が登るとともに
忍びこむという作戦なのだ。
「いい？みんな。今回の目的はアルカを倒さなくてもいいから、アリンナ姫とキルト王を助けるんだからね！」
なぜか、リーダーになったネルビス。
ミユキは、ただ泣きそうな目をしていた。
「ミユキは、城下町で待機ね。」
このネルビスの言葉にミユキは怒鳴った。
「な、なぜですの！？私だけ…なぜ私だけ…！」
ネルビスの意見に対してハミカも賛成はしていた。
「そうよ。危ないから…子供の来るような所じゃないわ。」
「だって、ミクリアさんやネルビスさんやグミアさんだって、子供じゃないですか！」
「その中でも、ミユキは幼すぎる。少しは理解しろ。でないと、後で痛い目にあう。」
グミアのさり気ない一言で、ミユキの我がままはおさまり、私とグミアとネルビスとハミカで城に忍びこむことにした。
『み、みんな…何か忘れてない？』
「あ、そういえば。ミユキちゃん〜、城内の様子を外から監視してくれない？」
「は、はい！わかりました！」
『……あっ…ん…あっ』
何故か、耳元にいないはずの誰かの声が聞こえてきた。
(キルト様、さぁ…)
(誰がするものか…)
キルト…？何…なんなの？
「どうしたの？ミクリア。何か…あったの？」
『声が…声が聞こえるの』
「声？ねぇ、グミア、これってなんかの魔法の一種じゃないの？」
「たぶん…な。これは…小耳の魔術だ。レベル３の魔術なのだが…」
「便利な魔術……ってレベル３って…まさか、何かが生贄に…」
私はこの時はっとした。
お父さんとお母さんに…何か関係が…。
『…グミア。』
「大丈夫だ。ミクリアの親は両方、ﾀﾋんではいない。」
『よか…った。』
じゃあ…何が生贄に…？
何が引き換えに…？
それは、まだ誰も
知らなかった。
これは、これからを
予知して放たれた一つの魔術だった。
何かがこの先、生贄になるということを…
１５話 昔の神話は今もなお引き継がれる。奇跡は起こる。→←１３話 思いがけない事。明日の予定。そして練習
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笹原楓 - 面白いけど、ルカの扱いひどいと思います。ルカ、かわいそうだし、だれかと、恋仲にんあたらなーって。特に、がくぽとか (2016年5月12日 20時) (
レス) id: 972dfa3b83 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» (-^〇^-) (2012年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» 顔文字可愛いよ(笑) (2012年8月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 今木…どうかしたの…？ (2012年7月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
今木 - 健音モモカさん» そうか…ならいいんだ。 (2012年7月30日 20時) (レス) id: 6acdf23370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：健音モモカ | 作成日時：2012年7月16日 19時
