お兄ちゃんと妹 4 【白布賢二郎】

お兄ちゃんと番外編のバレンタイン3 ページ6

　
　
　
　
｢んー、お兄さん甘いもの得意？｣




｢私から奪うためなら食べると思う。｣




｢違う、普通に貰ったとして食べる？｣




｢……ほかの女子から貰ったバレンタイン食べてるところ見た事ない。全部私に押し付けるから｣




｢…………ふぅぅぅん♡｣




｢なに｣




｢いや別にぃ？？♡押し付けられるんだ♡ほかの女子からのもの食べないんだ♡｣




｢え、そんなに変？｣




｢いやー？…でもまぁ、甘いものが好きってわけじゃないのに甘ったるいものあげてもなぁ……いやでもクッキーはダメだしマシュマロは論外でしょ？ドーナツとか最高だけどAのスキルで作れるかな…マカロンも地味にムズいし…バームクーヘンは本命ってよりかは夫婦とかの方がいいんだよなぁ…｣




｢…1人でブツブツ喋るの怖いよ｣




｢ねぇAはドーナツやマカロン作れる？｣




｢え、まぁレシピ見れば…？作ったことだけはあるし｣




｢……えあるの！？！？｣




｢びっ……くりした…いきなり大声はやめてよ…。
いやうん、あるよ。｣




｢なんで！？いつ！？だれに！？｣




｢賢二郎に作れって言われたから｣




｢……んふふふ♡｣




｢やだなに、ニヤけてるの気持ち悪い｣




｢じゃあ問題ないね！…あぁでもまたこれかよってなるかな…。あ、ねぇ、じゃあマロングラッセは？｣




｢は？ま、まろ…なんて？｣




｢マロングラッセ！！無理そうね。知らないみたいだし｣




｢いや、知ってる人の方が少ないと思うけど｣






家に帰って方から下ろしたカバンの中には




ド派手なピンクのマーカーペンで大きく丸された




マカロンの写真が入っていた
　
　
　
　
　

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