検索窓
今日:83 hit、昨日:67 hit、合計:131,385 hit

妹と差し入れ ページ7

賢二郎side




インハイ予選の初戦の相手は扇南高校




特に苦戦することも無く勝てるであろう相手




とはいえ手を抜くのは嫌なので




それなりにアップをして体を温める




牛島さんの調子もいつも通りのようだ






「なぁ白布」




「ん、なに」




「Aちゃんって今日来ないの?」




「は?いや、…なんで?」




「え、だってこの前マネ業してくれてたし、賢二郎いるし、気にかけてくれてるのかなぁって」




「…弟連れてくるみたいなこと言ってた気がするけどよく知らない」




「え!!俺お前の弟見た事無い!」




「だろうな」




「可愛い?」




「いや、全然。うるさいだけ」




「あ、そう」






太一は何かと双子に会いたがっていたから




Aが連れてくるという知らせは嬉しいのだろう




足取りがさっきより軽やかだ




昨日の練習で軽い突き指をしているせいで




ボールを触る時にテーピングの違和感があり




指先が気になって仕方がない




いっその事もう取ってしまおうかと考えていた時




苦手な先輩の1人である天童さんが




俺の家によく置いてある見慣れたゼリーを配っていた






「あ、賢二郎も食べなよ。エネルギー補給!」




「これ、天童さんが持ってきたんですか?」




「んーん!Aちゃんが、良かったらどうぞってスタメン組どころかベンチ組にまで配れるくらい持ってきてくれたの」




「(どーりで見慣れたゼリーと保冷バッグだと思った)」






親の手伝いをした時や




Aがまだバレーをしていた時の差し入れ用とか




友達が家に遊びに来た時のおやつなんかによく配っている




どこにでも売ってある普通の蒟蒻ゼリー




いつもの癖でたまたまなのか




それとも意図的かは分からないけど




俺が1番好んで食べるマスカット味のゼリーが多いのは




あいつの気遣いだったりするのだろうか




そんなことを考えながら封を切った















食べ終わったあとのゴミを押し付けられたのは




絶対あいつが何か言ったからだろうなと察した




ふざけんなよA
 
 
 
 
 

妹とダメ→←お兄ちゃんとだめ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (180 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
477人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 白布賢二郎 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シオン(プロフ) - 夢主が東京で迷子になってナンパされてた所を、梟谷と音駒に助けて貰う話が見たいです! (1月8日 1時) (レス) @page38 id: b41969ae61 (このIDを非表示/違反報告)
春夏秋冬(プロフ) - けんじろと夢主が入れ替わって1日ほど過ごすのを見たいです (1月8日 0時) (レス) @page38 id: 5081c5e530 (このIDを非表示/違反報告)
bjbk956fw8(プロフ) - 多分流れちゃったのでもう1回送ります!賢二郎を看病する夢主が見たいです! (1月8日 0時) (レス) @page38 id: ef1818b905 (このIDを非表示/違反報告)
ミラコ - リクエストで、夢主が幼児化しちゃう(その逆も)お話が見たいです!沢山のリクエストに応えてるので大変だとは思いますがよろしくお願いいたします!(これからも応援してます!) (1月7日 19時) (レス) id: 4b0e417867 (このIDを非表示/違反報告)
Min(プロフ) - 味の素の施設がいいです。お願いします🙏🙏 (1月7日 16時) (レス) id: 91248d5c0a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ますもも | 作成日時:2023年12月17日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。