6話 ページ6
敦の意識がなくなったとほぼ同時に敦の身体が虎化した
芥川との攻防をする最中、樋口が虎に向けて銃を向けて発砲しようとした…が
虎に銃弾が通用しない事に気付いていたAが飛び出し、樋口の銃を蹴り上げた
「何っ!?」
と銃の落ちる音に反応した虎がAの方を向き、芥川が一度攻撃の手を緩めた
振り向いた虎とAが対峙し、虎とAの目が合ってしまう
流石のAも虎と対峙したまま冷汗を流す
他の2人には聞こえない声で呟く
「マジですか…龍之介君の羅生門とも張り合う異能と闘えと?…然も此方は異能を使わずに?…」
刹那、虎がAに飛び掛る
「此れが彼の異能力…」
Aはそれを見定めると右側に体重を傾け、軽く避ける
虎は止まらず其の侭木箱の山に突っ込み、バキッだなんて比較にならないくらい大きな音を立てて路地裏にあった箱が壊れた
「此れは此れは凄い力ですね。人の首くらい簡単に圧し折れそうですよ。…避けるのも一苦労です」
あの人が喜びそうですね、と呟く
感心しながらも軽々と虎の攻撃を避けていく
虎が前脚で殴り掛かってくると体を少し沈めて躱し、沈んだ反動で右側に跳ね飛ぶ
体勢を整えた虎が突進するのを確認するとまるで動きを予測していたかのように体を滑らせて虎の下の僅かに開いた間を潜り抜けた
其処で虎が芥川を捉え、
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木城時雨(プロフ) - 白鳥舞桜さん» コメントありがとうございます☆頑張りますね♪ (2017年8月8日 21時) (レス) id: 78e95bfa71 (このIDを非表示/違反報告)
白鳥舞桜(プロフ) - 題名に吹きましたww夢主ちゃんカッコいいっすね頑張って♪ (2017年8月8日 17時) (レス) id: 12bed5002a (このIDを非表示/違反報告)
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