怪盗の相棒は探偵で彼の想い人です【名探偵コナン】【まじっく快斗】

７０：名前で呼んでくれねえか？ ページ31

結局希穂の促されるままにビル近くの駐車場までやって来てしまう


「ほら、乗ってください。早くしないと置いていきますよ？」


そう言って停めておいた希穂のものらしきシルバーの…


快「え、これってまさか」


そう言うと扉を開けようとした手を止めて振り向くと首をかしげる


コテン、ておい可愛いな←


「え？あ、I‑PACEコンセプトですよ。ジャガ―の…どうかしましたか？」


おいおいおい…ジャガーの…？


快「それって結構新型なんじゃないのか…？」


希穂、どうしたらそんなに普通にしてるんだ。並大抵の収入じゃ手に入らねぇよなそれ。


堂々としてることじゃないだろ。いやなに〈変な事かなあ…〉とか言ってんだよ


どう見ても変だろうが←


「まぁいいです」


いいや良くない


「ほら、乗ってください本当に置いていきますよ？良いんですか？」


そう言ってさり気なくドアを開けてくれる希穂


快「しかもイケメンとか…」


「え、何か言いました？」
快「いや、何も」


希穂の開けてくれた助手席に乗り込むと希穂が運転席側に座ってくる


「ほら…あの、さっきから大丈夫ですか？体調でも崩しました？」


そう言ってシートベルトをしてからキーを差し込む


快「いや大丈夫！」


「はぁ…？大丈夫に見えないから言ってるんですけどね…？」


なんて言ってる気がしたがそのまま黙っていると諦めたのか車を出した


しばらく続く沈黙に耐えられなくなりつい声をかける


快「なぁ」


「はい？」


こちらは振り向かず返事だけしてくる


快「前からずっと気になってたんだけどよ…何でお前敬語なんだ？」


と問いかけると


「何で…ですか。何ででしょうねぇ？」


返ってきたのはなんとも適当な返事だった

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