何故か探偵で怪盗少女やってます！【名探偵コナン】【まじっく快斗】

「あ〜そんなに酷かった？」快「酷過ぎんだろ。一寸大人しくしてろ」「へぇ〜い。３１話です…」 ページ37

希穂の体は傾き地面に逆戻りした





快斗が慌てて支え、驚いたような顔をする




その中には嫌な予感も混ざっていた




「希穂！？」





「タタタ…うん、倒れたねごめんごめん」





「た、倒れたねって………」





他人事のように言う希穂に快斗は呆れる









のも束の間だ




「ッ！おい希穂……」



「どうかした？」



「んだこれ…」



希穂は快斗の視線の先を見て、あちゃーと云う顔をする









快斗は見つけてしまったのだ









希穂の服に広がっている





赤い染み………………………希穂の血に





今までは上着で隠していてバレることはなかったが、それは時間が経つにつれ染み渡り広がる







そんな中でも希穂の表情はピクリとも変わらずに居た









快斗side



さっきは怪我してるように見えなかったッつうのに…





「……一寸見せろ」




「うわっ、態々上着取るか……」





とぼやく希穂の言葉に耳を傾けずに上着を脱がす




そして希穂を傷つけないよううつ伏せにする




「ナッ……！」








其処には痛々しい傷を応急処置した痕と





処置の前に出たであろう血が溢れんばかりに流れていた





これは立てる筈あるわけない






貧血なんて軽い。





善く見れば顔面蒼白だ…しかも汗まで浮かべている




そんな状態で行こうとするとか…






未だ微かに笑う希穂の手を握る






すげえ冷たいじゃねえかよ





希穂side





意外と快斗って力持ちだったんだね、私の事軽々と持ち上げて





黄之助さんのところまで連れてってくれたよ。凄いね





快「寺井ちゃん、急いで病院に」





寺「了解致しました！！」





「べつにそこまで酷く…ないんだ…けど…」





快「それ以上喋るんじゃねえ！」






んな大袈裟な。そんな顔させる心算ないんだけどね…





「どうもすいませんねえ…」





そういって意識を手放した









其の後



寺「着きましたぞ」


快「サンキュー寺井ちゃん」


そして意識のない希穂を抱え上げると病院へと入っていった。

快「お前最近無理しすぎじゃね」「嗚呼はいはい」快「オイッ」「３２話で〜す…」快「聞けよ！」→←「どうやらかすり傷じゃなかった。如何しよう」快「どうしよう…じゃねえだろ！！」寺「さ、３０話です！」

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