敵 ページ5
皆に緊迫した空気が走る。
私は何か手がかりは無いかと辺りを
見回してみると
カウンターとは反対側の壁に
小さな窪(ｸﾎﾞ)みを見つけた。
丁度親指が入りそうな窪み。
｢あの、これ、なんでしょうか｣
独｢……？小さな窪みだな｣
敦｢これ、指の形に似てません？｣
太｢私が試しにやってみようか｣
敦｢指切り落とされたらどうするんですか！？｣
太｢え〜？｣
敦｢再生能力が速いボクがやります！｣
敦が意を決したように親指を窪みに
押し当てる。
ｼｰﾝ
敦｢あ、あれ……？｣
なんの反応も無い。
窪みはうんともすんとも言わず
沈黙が流れる。
太｢だったら私がやってみるよ！
なんたって太宰さんだからね！｣
意味不明な言葉を述べ、
太宰さんも親指を窪みに押し当てる。
しかし窪みは沈黙を通す。
次に国木田さんがやってみるも何ともない。
独｢これはただの窪みだ！他の場所を探すぞ！｣
太｢あれ〜？国木田く〜ん？もしかして
悔しいのかい？｣
独｢黙れこの唐変木が！｣
これ、本当になんともないただの
窪みなのかな？
皆が別の場所を探しに行く。
私は試しにと思って、親指をその窪みに
押し当ててみた。
刹那、その窪みがキラと黄色の光を
放ったような気がした。
｢？｣
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
全｢！？｣
するとその窪み部分の壁が
ゆっくりと動き出したのである
敦｢A！？何したの！？｣
｢え、あの窪みに私も指を当ててみただけ……｣
その壁は遥か奥へと続く道を開く。
独｢でかしたぞA、よし、進もう｣
｢え……｣
なんだかこの先は行っちゃ行けない気がする。
"怖い"
だが3人がどんどん進んで行ってしまう。
自分を奮い立たせるように
私はゆっくりと後をついて行った。
しかしこの判断が間違っていたことなんか
この時の私は知らない。
……
暗い道をゆっくりと進んで行くと
ある部屋にたどり着いた。
全面が真っ白な壁に囲まれた部屋だ。
｢な、なんだか隔離病棟みたいな部屋ですね｣
太｢でも、相当大きい部屋だ｣
そう、部屋は部屋でも体育館ほど
あるような巨大な部屋である。
地下なので窓は一切無い。
敦｢なんだかまるで僕達を待ち構え、
戦闘をするような……｣
敦がそう言いかけた時だった。
？｢ご名答、流石は武装探偵社、察しがいイ｣
今まで何も無かった部屋に突如として
現れた黒装束の人物ら3人。
？｢我々は燗華凌(ｶﾝｶﾞﾘｮｳ)人。
燗華凌教を信仰する者たちダ。｣
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アミ - こちらこそありがとうございます!続き楽しみにしてます! (2020年3月29日 17時) (
レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - アミさん» リクエスト、ご愛読ありがとうございます！完成までしばらくお待ちくださいね^^* (2020年3月29日 11時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - リクエストがあってそれが太宰さんと夢主ちゃんが結婚して子供が出来た話が気になります!この話、すごく感動しました!更新頑張って下さい! (2020年3月29日 9時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - しうさん» しうさん、コメントありがとうございます！とても励みになります！ご期待に添えるよう更新頑張ります！ぜひ、これからもよろしくお願い致しますね(*^^*) (2020年3月20日 9時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
しう - え、好きです…（突然の告白）夢主ちゃん可愛すぎるし、キャラも凄い好きです…！太宰さんかっこよすぎて吐血しそうです…… 更新楽しみに待ってます！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: 0545beb8d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチワイン( ・◇・) | 作成日時：2020年3月15日 19時
