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智『・・・結局二人は結婚したんだよ』
大野先輩の声はふにゃふにゃしてて可愛くって、綺麗で。
だけど「詩織先輩」の話をするときだけ
大野先輩の声はアナウンサーみたいで流れるように音を乗せて話した。
・
智「三浦先生も詩織先輩が好きだったんだよ、けどやっぱ責任を感じるのは年上の方だからね、うん、今ならわかる気がするな」
・
智「その年のうちに三浦先生は自分で転勤を希望して詩織先輩が翌年卒業して一緒に暮らし始めたみたいだよ？」
・
みたいだよ？、なんて。
大野先輩、私教えてなんて言ってないよ。
聞きたくないんだよ、だってだって大野先輩。
・
智「それで大学卒業してすぐ結婚ってうまくいきすぎじゃんね(笑)」
やめてよ、そんな辛い顔するなんて
無理やり思い出にしようとするなんて
智「・・・お前口堅いんだろうな」
あ「・・・え？」
智「・・・だって俺の失恋エピソード聞いたから(笑)」
違う・・・よ。
大野先輩は失恋したかもしれない
けどそんな過ぎたことのように言わないで
だって大野先輩、全然笑えてない。
大野先輩は詩織さんがまだ好きなんだ。
・
あ「・・・辛く、ないんですか」
智「なんで、だって幸せそうだったじゃん？それに俺が首突っ込む話じゃないし」
ついさっき私は詩織さんの指輪を見て安心なんてしちゃって
大野先輩はそれを見て傷ついて
それでもこうやって自分の気持ち押し殺して
嘘ついて、好きな人の幸せが自分の幸せじゃないのに喜ぶふりして。
・
私の恋が叶っていいわけがない。
大野先輩が見つけてくれるわけがない。
だから先輩は彼女がいなくたって私の好きを見ないふりして
こうやって一緒にいてくれてるんだ。
私が気づいてた大野先輩の嘘は
詩織さんを想うが故の嘘だったんだ。
それは私を困惑させて、大野先輩自身が苦しくって
ねぇねぇ、幸せはどこに置いてきてしまったの。
ねぇ、大野先輩私ってかわいそう？
いまさら遅いかもしれないけど私深く反省してる。
だから泣きそうな私に気付かないで
そのまんまずっと窓の外見てて。
・・・詩織さんのこと思い出してていいよ。
私のことは放っておいて。
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*mamo*(プロフ) - 理沙さん» ご理解ありがとうございます( ；∀；)その際はホムペにてお知らせとして更新させていただきます！ (2016年11月24日 21時) (
レス) id: 29c4756e1a (このIDを非表示/違反報告)
理沙(プロフ) - *mamo*さん» そうなんですか！わかりました！その時がきたら教えていただけるとありがたいです！頑張ってください！ (2016年11月8日 13時) (レス) id: 3412f8203f (このIDを非表示/違反報告)
*mamo*(プロフ) - 山loveさん» わざわざコメント頂いたのに申し訳ありません、過去の作品が故納得がいかず現在校閲中です…、時間がかかるので一時パス解除なども考えているのでその時まで待っていただけないでしょうか・・・( ；∀；) (2016年11月6日 22時) (レス) id: 29c4756e1a (このIDを非表示/違反報告)
山love(プロフ) - こんにちは！ まもさんの作品で、I want youー素直になれなくてーが1番好きなんですけど、パスワードかかってるみたいで見れなくて^^;解除していただけませんか？よろしくお願いします！ (2016年8月14日 11時) (レス) id: 16c8c5d29b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*mamo*
| 作成日時：2016年4月29日 15時
