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手足の感覚がなくなって
ついに動けなくなって
路地裏で身を隠しながら座り込んだ
寒さと、身体中の痛みで意識が朦朧とする
こんなところで死ぬわけにはいかないのに
『ねぇ、大丈夫？』
「！！」
突然上から声が聞こえてきて
ばっと顔を上げると
ピンクのネオンで溢れた部屋の窓から顔を出してこちらを見つめる女がいた
・・・・・上裸
あぁ、そういう店か
ここは
『その服装、軍隊の人だよね？
あ、もしかして
情報盗んだのってあんた？』
・・・・なんでそれを
「・・・・・お前には関係ない
俺と関わると碌なことにならないぞ
早く服着て窓を閉めるんだ」
そういうと
女はなぜか口の端を少しだけあげてニヒルに笑った
『ちょっと待ってて』
)))だんっ
「はっ！・・え！？」
黒のランジェリーの上にふわふわした厚めのブルゾンを羽織った女が
窓から飛び降りてきたのだ
2階だと言っても飛び降りるのには随分な高さだ
うまく受け身をとってこちらに駆け寄ってきた姿を見て
ただの一般人ではないと悟った
「お前、なんなんだよ・・・・国の回し者か」
『そんなんじゃないよ・・・・歳は？』
「・・・・・16」
『なんだ私と同い年じゃん』
「・・・・」
『これからどうするの？それ持ってどこに行くの』
「何も・・・決めてない
でも、俺はやらなきゃいけないんだ
こんな腐った世界・・・誰かが変えていかないと、いけないんだ」
『そういうの、偽善者って言うんだよ』
「・・・・好きなように言えばいい。でも俺は、やらなきゃ・・いけない」
)))カチャ
女の背後で誰かが銃を構えている
追手だろうか
YG「A、そいつどこで見つけた」
『あ・・・・オッパ』
黒のコートに、皮の手袋
手には銀色に光る拳銃
そこには蝶の紋様が描かれていた
あぁ
「お前ら・・・・マフィアか」
YG「国のお偉いさんからお前を探して殺せって命令出てんだ
ったく、都合のいい時だけ俺らを使いやがって
・・・・てことで大人しく死んでくれるか」
俺ももうここまでか
口ぶりからすると
この女もその仲間
こんな状況で１対２で勝てるはずもない
そう思った時
女は俺の前で両手を広げた
「・・・・・・は」
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ちゃろすっこ(プロフ) - 香純さん» コメントありがとうございます！そんな・・時間を忘れるくらい集中して読んで下さったこと、とても嬉しいです。残りわずかですが最後まで楽しんでいただけると幸いです。 (2022年11月4日 15時) (
レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
香純(プロフ) - 初めまして！この作品を見つけ1話から一気に時間を忘れてここまで読むくらいとても好きな作品です。私はジンペンなのですが彼の笑みが冷酷さと表裏一体だったりとかなり私得な人物像で惚れました。とても続きが気になります！どうかご自愛ください…応援しています！！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 58ea0d7cc3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろすっこ(プロフ) - natsuさん» わざわざ一気読みまでしていただいて嬉しいです！更新頑張りますね♪ (2022年10月20日 0時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろすっこ(プロフ) - てじゆさん» うわー( ；∀；)何と嬉しいお言葉！！ありがとうございます！ (2022年10月20日 0時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - 一気読みして追いつきました‼️更新楽しみです♪ (2022年10月8日 13時) (レス) @page1 id: e42d0932b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろすっこ | 作成日時：2022年10月6日 21時
