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両親はバラバラになったが
俺たちはそうじゃなかった
隙を見つけては
抜け出して3人で集まっていた
俺は
3人でいる時のAのキラキラとした笑顔が大好きだった
でも
少しずつ
Aは笑わなくなっていった
YG「・・・どうした」
『ん?なんでもないよ?』
当時俺たちはまだまだ幼かった
だから
命がなんなのか
何も知らなかった
YG「なあこれ、お前にやる」
俺は
父さんの部屋にあった拳銃をこっそりと持ち出してAに渡した
YG「今から使い方教えてやるから。困った時に使えよ」
"ユンギ、これはなんでも解決できる優れものなんだぞ"
父さんがそうしていたから
『ありがとう!』
俺は、取り返しのつかないことをしてしまった
JN「ユンギ!!お前・・・Aになんてもの渡したんだ!!」
YG「え・・・・なんてものって」
JN「あれは僕たちが触って良いものじゃない!!
あれを一回使うだけで人間なんてすぐに死ぬんだ!!」
今までに見たことないヒョンの焦り
そうなのか?
でも、
YG「ヒョンはなんでそれを知ってるの?」
そういうと
ヒョンは悲しそうに笑って俺を抱きしめた
___________________________
数日後、その意味を痛いほど味わうことになる
いつもの時間になってもAが現れない
心配になって2人で見にいった
ピンポーン
押しても反応がない
JN「入るよ?」
裏庭から侵入してAの家に入った
その瞬間
今まで嗅いだことのない匂いが鼻を突き刺す
生臭い、鉄棒を握ったあとのような匂い
思わず顔を歪めた
ヒョンは走り出した
JN「A!・・・A!!!!」
2人で必死に探した
YG「・・・・・・はぁ、・・・・・はぁっ」
俺は一生
その光景を忘れることはない
顔に血を浴びて震えながらうずくまってるA
その隣には
血だらけの女が
ギョロついた目を大きく開いて倒れていた
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ちゃろすっこ(プロフ) - 天音さん» わー!!コメント嬉しいです(๑>◡<๑)更新の励みになります。かんばります! (2022年10月3日 21時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - とても楽しく読ませていただいています!夢主がかっこよくて、好きです!これからも楽しみにしています!更新頑張ってください!お体にはお気をつけて! (2022年10月1日 14時) (レス) @page48 id: 911a23b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃろすっこ | 作成日時:2022年8月25日 14時